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音符の旅人。の第百八十七首

第百八十七首
開演に夜装姿に着飾った
音符が南へ旅立ってゆく
─── 音無桜花

2024.09.29.
秋の幕があがりました
渡りの季節です


燕が電線に鈴なりになっていました。
ざっと30羽以上いたでしょうか。
この中には、今年産まれた若鳥もたくさん混じっているのではないかと思います。

初夏に日本へ飛来した燕たち。
子育てを終えて、そろそろ南へと旅立つ時期です。

並んで電線にとまっている姿は『♩』『♪』音符のよう。燕尾服(イブニング)のような姿は、折り目正しく正装しているかのようです。

愛らしい姿も今年はそろそろ見納め。
遥か南へと海を渡っていくのが信じられないほど小さな身体です。

バイバイ、またね。
来年の夏も待ってるからね。



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