![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/164289384/rectangle_large_type_2_903ac61e700aed05ed756b103142d292.png?width=1200)
Photo by
hirahiranote
鷹に紅葉。の第二百十一首
第二百十一首
照山の黄葉紅葉の日だまりに
影踏み佇む大鷹一羽
─── 音無桜花
2024.12.03.
私が暮らす地方は都市部が少なく、昔からの集落や新しめの住宅地を一歩出ると農地や低山・湖沼が広がっています。
山間部や水辺、宅地や林間・耕作地など様々な環境条件が揃っていて、生物相に恵まれた自然豊かな土地柄です。
海なし県なので海浜の生物相はほぼ見ることができませんが、ある程度の高山の生物相も足を運べば見ることが出来ます。
このように生息環境が多彩なので、特に鳥類は渡り鳥・留鳥ともに種類が多い方ではないかと思います。
とは言え、野生動物はすぐに逃げてしまうので、本格的に臨まないと観察は難しく、空を飛ぶ鳥の姿などは素人目には判別が難しいです。
今日はウォーキングの途中で見慣れぬ鳥を見かけました。紅葉の下、落ち葉の日だまりでジッとしています。
姿から猛禽類である事がわかりましたが、名前がわかりません。艶やかなグレーの背中と鮮やかな白い胸部・腹部をしています。
私から4m程の距離でしたが、私に気がついていないようです。
あまりに動かないので暫く観察していましたが、ようやく私に気がつくと木々の間を抜けて飛び去っていきました。
後で調べたところ、どうやら大鷹のようです。
大鷹のネーミングは蒼く見える羽色からアオタカ。転じてオオタカなのだとか。
確かに大きめの鳥なのですが、同じ猛禽類のトビ(トンビ)と比べるとやや小振りです。
ゆったりと構えている様子を『鷹揚』と表現しますが、私に気づかずに佇んでいた姿は「流石、鷹だなぁ」と少し笑ってしまいました。