凍てつく冬。の第二百十八首
第二百十八首
窓のそと凍てつく冬がそこにいる
暗闇すべてを胃袋にして
─── 音無桜花
2024.12.14.
ごうごうと風が唸っています。
すぐにでも雪に変わりそうな大粒の雨が、屋根を、窓を、ベランダを、大地を叩く音が聞こえます。
窓のそとにいる冬は、飢えて獲物を探しているかのよう。
夜が明けて彼が去るまで、見つからぬように息を殺していないとならないのです。
第二百十八首
窓のそと凍てつく冬がそこにいる
暗闇すべてを胃袋にして
─── 音無桜花
2024.12.14.
ごうごうと風が唸っています。
すぐにでも雪に変わりそうな大粒の雨が、屋根を、窓を、ベランダを、大地を叩く音が聞こえます。
窓のそとにいる冬は、飢えて獲物を探しているかのよう。
夜が明けて彼が去るまで、見つからぬように息を殺していないとならないのです。