【気まぐれエッセイ】やる気買います、脂肪売ります
今日は妄想の世界の話をしようと思う。こんなことが出来たらいいなっていう。アニメを観る気分でご覧いただきたい。
*
もしも『やる気』が売っていたら、けっこう高額でも私は買うだろう。投資のことなんて全然知らないけど、これはけっこういい投資になると思う。
継続は力なりと言うけれど、続けるにはやる気、根気、持続力がいるでしょう? 私、自分で言うのも何だけど、瞬発力はあるほうなのだ。思い立ったら動かずにはいられないし、後々振り返ると「よくあんなに面倒なことやれたな」「よくあんな大胆なこと出来たな」と思うようなことを、わりとスピーディにやる。でも、続けられない。致命的に持続力がないのだ。右肩上がりに結果がサクサク出なければ、すーぐ嫌になってくる。目に映る世界が目まぐるしく変わっていかなければ、鬱々としてきちゃう。
だからお金を出してでも『やる気』が欲しいと思うのだ。スタート時のやる気をずっと保っていられるように。とにかく何かを閃いたときのあの無敵な感じの『やる気』が続けば、そこそこの結果は出せるはずだと思う。
そして方法なんだけど、コーチングを受けるとか講座を聴くとか、ではなくて、点滴やサプリメントのように、ダイレクトにやる気を注入出来たらいい、と思う。腸内フローラまで移植出来る時代なんだから、そろそろそんなことも出来るようになるんじゃないかな。あ、なんか書いてると段々違法薬物の特徴に似てきたけど、もちろん体に害がなく、法に触れないものでね(笑)。
でももしやる気が売られていたとしても、今の私には、『やる気』を買う資金がない。じゃあどうやってその資金を作ろうか、私が今すぐ売れるものって何だろう、と考えてみた。
あ、『脂肪』だ!と閃いた(笑)
せっせとダイエットに励んでいるけれど、好き放題食べて生成した脂肪を食べても太れない方、食が細くあまり食べられない方に売れればどんなにいいだろう、と顔がニヤついた。痩せたいこちらからすると羨ましい話だけど、世の中には『食べても太れないこと』や『食が細いこと』を切実に悩んでいる人がいるからね。そんな人に私の脂肪を売ることが出来たら、それこそwinwinではないか!
うーん、いいね。最高。
私は食を満喫したくさん『脂肪』を生成して、必要としてくれる人に売る。そしてそのお金で、松岡修三さんや本田圭佑さんのようなエネルギッシュな方々から『やる気』を買う。いいね。
なんて妄想しながら気分を上げて、買えない『やる気』を出せるよう、売れない『脂肪』を燃やせるよう、日々一生懸命生きています。
幸せな時間で人生を埋め尽くしたい私にとって書くことは、不幸を無駄にしない手段の1つ。サポートしていただいたお金は、人に聞かせるほどでもない平凡で幸せなひと時を色付けするために使わせていただきます。そしてあなたのそんなひと時の一部に私の文章を使ってもらえたら、とっても嬉しいです。