【気まぐれエッセイ】結婚してるの?
2年ほど前、ある男性に
「どんな記事を書いているの?」と尋ねられ
「美容系と恋愛系です」と答えると
「恋愛系かぁ」と興味深そうにつぶやかれ(美容系に関してはスルー (笑))、さらにこう聞かれた。
「結婚してるの?」と。
私が
「いえ、まだ独身です」と答えると
その男性は
「なんだ~。結婚してたらもっと説得力あるのにね」と言った。
私は何故だかそのときとても嬉しくなったのだ。私は独身なのにも関わらず (笑)。もしかすると向こうは「結婚できていない女が恋愛語ってんじゃねーよ」と、軽くディスったつもりだったのかもしれないのにね(笑)
私が嬉しかったのは、女性が活躍しようと思うと、『まだ誰のものでもない女の子』であるように見せる必要があった時代はもう終わったのだと、実感したから。
社会的に「女」でありたいのなら、「誰のものでもない」ことを必須条件とする古い風潮には、権力を持った男性たちの強い征服欲を感じずにはいられなくて、そこに気持ち悪さを感じていた私は、その男性の言葉がやけに嬉しかったのだ。
成熟していて、経験豊富で、愛する家族を支える大人の女性たちが、ますます活躍しやすくなっている時代なのだと、再確認できた。
男性と同じく、家庭を持っていることが社会的信用に繋がったり、説得力をアップさせたり、仕事上プラスに働くようになっただけでなく、それが「女」としての魅力を下げるものではなくなっている、むしろより色香を高めることもあるということに、多くの人が気付いている時代。
だからと言って、ある程度の年齢になって結婚していないこともまた、当たり前のように受け入れられる時代。
男も女も、生涯を共にすると誓い合った最愛のパートナーがいたって、愛する子どもが何人いたって、男と女として咲き誇れる時代。
そんな時代万歳!!!!(浮気は嫌だけど (笑))
自分が年齢を重ねるにつれ、ますます世の中も年齢や経験を重ねた女性が生きやすいように変わってきている気がして、とても嬉しくなったのだった。
P.S.性別問わず、誰のものでもない(そう見せる)ことが必要な職業もあり、その存在よって多くの男女が癒され、救われていることは、言うまでもないけれど。まあ、結婚したからって、誰かのものになるわけでもないけどさ(笑)
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