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同人誌感想:13冊

Twitterでつぶやいていた同人誌感想をまとめるのをサボっていました。
(他のブログではまとめ済みです)
今回はZINEも含めていろいろご紹介していきますね。


檀原照和さん(@yanvalou)の「彼らはずっとそこにいた」読んだ。
利根川に牛がいるという話を聞いて買わずにいられなかった。利根川の牛に負けた。
利根川の牛の話以外にもデコトラやフリーメイソンなど、バリエーション豊かなルポが詰まってておもしろい。
あらためて見ると表紙も強すぎない?


イーピャオさん(@yipiao_tw)の「多摩と酒 2024/3~2024/4」読んだ。
多摩周辺のディープなお酒とごはん情報がおもしろい。うどんがおいしそう。
イベント出店の日の朝に空白の2ページが見つかったというのもだいぶおもしろい。よくあるよね。
多摩周辺のごはん屋さんに行きたくなった。


編むと綴じる(@amutotojiru)発行の「vol.4 ふきよせ」読んだ。
まず45分で書いた短編というのがすごい。
文字数縛りは今までいろいろ経験してきたけど、時間縛りははじめてかも。 45分で書かれたお話はどれも軽やかで味わい深い。
時間制限あると手癖が出るよね……!


コドウマサコさん(@makocreate)作の「30stories」読んだ。
プラムツリーBOOKフェアファンタジー回で買ったので当然ファンタジーが含まれてるんだけど、個人的にはヒューマンドラマ的なお話の方が好みだったかな?
1冊で30本お話が読めるのはにっこり満足。


草野理恵子さん(@riekopi158)の「有毒植物詩図鑑」読んだ。
毒々しくて生々しい。でも幻想的な詩集。
同じ毒草が何度も出てくるけど、その度に違う視点がうかがえておもしろい。
毒草のちょこっとトピックが右ページにあるのはよかった。


さしす文庫さん(@sasisu_bunko)の「『家に帰ると電気が止まっていた』アンソロジー」読んだ。
実際に起こると困るシチュエーションのアンソロジー。
意外にも現代物だけでなき異世界ファンタジーまでありおもしろかった。
兄妹ものが多いのも個人的にポイントが高い。


満月屋紺さん(@nerikiri20)の「蜘蛛の戀」読んだ。
妖怪ものだけれども、ほのぼのとした恋模様が描かれた短編2編。
どちらの話もとてもやさしい人ばかりでほっこりした。
妖怪の特色がちゃんとでてるのもいい。
こういうのがいいんだよ。


皐月墨華さん(@29holone)の「TAROT FOR ME」読んだ。
タロットモチーフの短編集とのことだけれど、3枚引きでマイナーアルカナまで入れて読解してるのがすごい。
その条件でここまで整ったお話を書けるのはマジですごいぞ……!


柴原逸さん(@itu_sibahara)の「春雨ぞふる」読んだ。
めちゃくちゃしっかりした歴史小説……!
ネタバレを含むので詳細は言えないけれど、私の"ヘキ"がしっかり入っていて良かった。
歴史物っぽいものを書く身としては見習いたい本。


宮田秩早さん(@takoyakiitigo)の「ファンタジー世界で税金を徴収する方法 貢納から租税へ」読んだ。
ほんとに税金の話をしてる。ファンタジー小説で使いやすい部分の税金の話を。
これを押さえておくと、ファンタジー小説を書くのに役立ちそう。
カクヨムでも公開中だって!


ゆりなあと愉快な船さん(@yuri_summers)の「さいれん」読んだ。
はじめのうちは抽象的な雰囲気だけれども、だんだん女の子の周りのことが具体性を帯びて来るのが胸に来る。
最後のシーンの迫力がとても印象的。
これがハッピーエンドがバッドエンドかは人に寄るだろうけど、私的にはハッピーエンド。


五月病さん(@gogatunoyamai)の「1981」読んだ。
イラストと散文の組み合わせでいいのでしょうか。
広い風景からだんだんと狭い空間に入っていったかと思ったら、最後急に広い空間に放り出される構成が見事。
散文をトレーシングペーパーに手描きで書いているのは丁寧すぎる。
製本も凝っていてGOOD.


蒔狐さん(@mako_wataji)主催の「十二単 百合のかさね」読んだ。
手の込んだ製本の和綴じアンソロジー。今回はマンガもあってたのしみ120%。
テーマがテーマなだけに和物なモチーフが出てくるお話が多いので、和物好きさんはぜひ。
めちゃくちゃ釣りの解像度が高いお話が個人的には気になった。


今回はこんな感じです。
思ったより同人誌買ってるな……?
またこれから年末にかけてもイベントが控えていますので、また本のご紹介をすると思います。

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