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妄想非化学研究書 音楽と映画を読む 誇張された非科学的現実妄想生活31

■ScienceなのかFictionなのか

前回の30回目がヒカルパイセンのScience Fictionなので、
今回はサイエンスでフィクションな映画のお話でも如何。

今回はスタンリー・キューブリック監督作品を絡めて

90年代に入って初めてビデオ化された時計じかけのオレンジ。
元々1972年に日本公開だったので約20年近く経てお茶の間に。
当時、会社にサンプル届き映画好きな先輩が色めき立ってて。
すぐさま何人かで取り合いになっていた様な思い出が、、、。

個人的にキューブリック作品は2001年位で好きな方では無く。
あと学生の頃レンタル屋でフルメタルジャケットを借りた位。
シャイニングに至ってはもうちょっと後になってからの様な。
なので時計仕掛けのサンプルも最後借りれたから借りた感じ。

またボウイ様がジギーツアーや90年のベストヒットツアーで、
時計仕掛けに使われた楽曲をオープニングSEとして使ってて。
その兼ね合いもあったので、まぁ見ておくか程度の不純さで。

時計仕掛け含めそれまでに見てたフルメタルや2001年とかは、
当時のお子様知能で理解出来る訳も無くキューブリック苦手。
8ビートなテンポで生きてた十代から二十代だった事も有り?
中々進まないテンポのキューブリック作品は敬遠してた様な。
そりゃスター・ウォーズやエイリアン見てる方がワクワクで。

時計仕掛けで数日盛り上がってた先輩方をよそに私は普通で。
暴力的な部分がヤケに目についてしまうピュアだった頃の私。
何だかロックな奴はタクシードライバー見ると同じテイスト。
ロック好きがみんな同じ映画でひと括りにするなよテイスト。
なので盛り上がる先輩や発売に踊る当時の誌面は見向きせず。

そんなキューブリック苦手意識をクルっと変えてくれた作品、
トムさんのアイズ・ワイド・シャットが1999年に公開されて。
あ、あんな事やこんな事で見たい!ってなった訳じゃないよ。

これまでカッコよく映る事しかなかったトムさんの慌てよう。
それまで感じなかったであろう嫉妬心からの火遊びで大火傷。
自分で勝手に拗らせて一人で悩んで右往左往してる様が良き。

ニコール・キッドマンがこれまた何と申しますか、、、良き

作中での右往左往ぶりも面白かったトムさんやニコールさん。
当時はリアルでも夫婦だったのでフィクションなのか否かと、
勝手にリアル夫婦の話として妄想しながら繰り返し見たりと。
リアル夫婦設定な妄想で見てると余計右往左往なトムさんが、
火遊びの仕方を間違えた中年のおじさん達を代弁してる様で。

不純な恋愛ドラマとかに色めき立って視聴率上げてましたが、
普通ならこの映画の様なトムさんの様に大火傷しちゃうのよ。
且つ大火傷に至る経緯を聞いた奥様がドッシリ構えてるって、
そんなニコールさんがカッコよく見えてしまって妄想膨らむ。

と、こんな感じで?キューブリック作品を別角度で楽しむ私。
サイエンスだろうとフィクションだろうとトムさん好きです。

トム・クルーズ最高にカッコ良き

■We Are Not AloneなのかI'm Not In Loveなのか

そんなキューブリック作品のアイズ・ワイド・シャット後に、
作られるはずだった映画?A.I.はスピルバーグ監督が引き継ぐ。

元はと言えば映画が好きになったのもスピルバーグのおかげ。
インディ・ジョーンズとE.T.は何度見たか覚えて無い位だし。
製作総指揮でバック・トゥ・ザ・フィーチャーやグレムリン。
その他にも盛沢山で未知との遭遇We Are Not Aloneなのです。

E.T.公開時は家族で2時間並び映画館で見た 良き?思い出

チャチャっと映画撮っちゃう割に(失礼)名画が沢山な印象。
気が付きゃ公開し大ヒット飛ばすがキューブリックと対照的。
やっぱり十代の頃はキューブリックよりスピルバーグだった。
でも二十代後半から繰り返し見てしまうのはキューブリック。

恋する訳じゃないけれどキューブリックにドキがムネムネなのです。

■You Are Not Aloneでいいじゃないと妄想

We Are Not AloneでもI'm Not In Loveでもなく科学的妄想は、
やっぱりYou Are Not Aloneなのかなぁと勝手に思いふけりで。
何でだろう何だか宇宙の誰かと自分だけコッソリ交信したい?
切なくも儚くも何処かで誰かと繋がっていると思いたい妄想か。

You Are Not Alone 色々な意味合いで物語や妄想に出てくるワード

子供の頃に見たE.T.で必死に仲間を呼ぶ場面に思いを駆られて。
友達が居なかった訳じゃないけどそれと違う何かが必要な気が。
勝手な思い込みだった事を社会人になってから周り見て気付き。
繋がる事で助けてくれた人が身近に沢山居た訳でございまして。

その誰かが居なければ認識出来ない感情や思いが沢山あったり。
それに気付けたおかげで傷付く事もあったけど気遣い出来たり。
トムさんの様にカッコ悪いながらも正直になれたりするからね。

君の手を握ってしまったら、、、と考えて、
迷いながら光も影も見に行こうと今は思う。

傷付く事もあるけれど好きにならずにいられない フウセンカズラをあなたに

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