揺れない建物とはどういうものか!
前回の投稿でも記載したが、僕の七尾市の実家が能登半島地震で被災した、当日は僕も帰省していて、被災し7日まで能登の実家で父、母、兄と過ごした。この地面の割れの写真は、家の裏山に走っている のと里山海道を地震の3日後に父が撮ったものです。
8日に東京に戻り、物資を送ったり、東京の住まいの防災対策を始めたりしている。
そこで、そもそも地震に強い建物とはどういうものなのかを知るべきだと思い調べていたところ、それにわかりやすく答えてくれている動画を見つけた。それは2023年5月にも能登半島で地震があった際に、アベマの番組で地震対策の番組があり、そこに出演していた
名古屋大学名誉教授、あいち・なごや強靭化共創センター長 内閣府、TEAM防災ジャパン アドバイザー
つまり耐震建築工学の専門家であられる
福和伸夫 さんの発言、アドバイスがとてもわかりやすかったので、それを
メモしました。
2階より1階がしっかりしていないといけない。壁があった方がいい
日本の家は縁側がある家が多く縁側は南側で、東西の揺れに弱い。南北平行に壁が多いから、南北の揺れには強い。
柱構造と壁構造があり、壁構造が強い。
昔の建物は、壁少なく屋根が重い。
柱と梁の接合部分がしっかり固めていない建物が多いので平行四辺形になりやすい。
2000年以降の物は比較的つよい。
昔田んぼだったところや、池だったところを埋め立てたところは弱い。
木造でも二階建てより、平屋が強く屋根が軽い方が強い。
過去の震災の全壊データ
阪神淡路 10万全壊
熊本 8682全壊
まず何より地盤の強さが大事。
耐震基準の基準に地盤が含まれていない。
同じ耐震基準の建物でも地盤の弱さで全壊する可能性がある。
固い地盤はあまり揺れない。
つまり、まずは土地選びが大事
建物を強くするか、建物に作用する力を減らす
作用する力は、重さと揺れの掛け算
だから軽くすればいい。壁を増やすことも大事。
その他対策として、お年寄りは部屋がいらなくなっていくので
平屋にするなど減築する
耐震診断→耐震工事(補助金あり)
タワーマンションは揺れることを前提に設計してる。折れることはある。埋立地ならより脆い マンションはおすすめできない。
揺れる周期があるから、チェックが必要。
ただ周期チェックをすればするほど建物がたてれなくなるから、ほとんどチェックされていない。
対策として一部屋だけ鉄のシェルターやベッドだけ強くするなど。じつは田舎の建物は比較的強い。東京に住むべきではない、人があつまり過ぎ
柔らかい地盤を選ばない。
傾斜地を選ばない。
低い場所を選ばない。
平らな大地を選ぶ
山手もあぶない、鉄道はほとんど谷を通っている 駅近はよく揺れる。
国はリモートを生かして地方に移住するように促している
新しい戸建て住宅のほうがマンションよりずっと強い。
戸建て住宅は構造計算せずに設計するため、余裕を持った設計し壁を入れるようにしている
そして最後に
2000年前のローマの建築家・ウィトルウィルスが建築十書に残した「強無くして用無し、用無くして美無し、美無くして建築では無い」と言うメッセージを伝えていました。建築の3要素は「強・用・美」であると。
内容はここまでだが、
では地盤が固いところはどこか?
耐震基準とは何か?
など今後このあたりをより調べていきたいと思います。