見出し画像

自宅の「太陽光発電+蓄電池」をスタート③

続き記事です。前の記事はこちら。

<金銭的以外のメリット>

さて、ここまではお金的な話をしましたが、導入に当たっては、お金に換算できないメリットも当然あります。

・災害に強い!

東京にいる私の家族、導入で1番のメリットと感じているのは、災害時に独自に電力が確保できることです。太陽光発電が導入されて蓄電池もあれば、災害時で電力がストップしてしまったりしても、昼夜問わず、携帯電話を充電したり、一部屋だけならクーラーを使うことなども可能になるでしょう。もちろん晴れてるときしか発電できませんが。。

この状態は、家の躯体さえ残っていれば「自宅を避難所として使える可能性が高まる」と言えます。1000万人超が暮らす東京では、大きな災害が起きたら小中学校などの避難所などはあっという間にパンクしてしまいますので、そこに厄介にならずとも一時的に暮らせる環境を自宅暮らしの人が持っておくことは、良き地域貢献になるでしょう。東京都が大きな補助金を出しているのも、まさにこの防災目的が大きな理由です。

・見える化の効果は大きい!

次いでは、家の電力の生産や消費がパネルやスマホ上で見える化されたことで、電気を明らかに節約しようとする意図が生まれることです。これが我が家に取り付けられたパネルです。

これ、見てるだけで結構楽しいです♫。そしてスマホで遠隔でも見れます。

ポイントになるのは、蓄電池の容量ですね。携帯電話でも、現在の充電が100%から0%まで表示されているからこそ、使用をコントロールしようとする「意識」が働きます。電気の使用量がリアルタイムで見える化されているのは、毎日の消費行動に大きな変化を与えるでしょう。

あらに折れ線グラフで日々の状況を見ることこともできます!

こんな感じです。この日は昼間に蓄電池を貯めて、夜に使い切りました。結局、外からかった電力はほぼゼロで済んだ「調子の良かった日」の一れです。

さらに、環境に良い行動をとっている感が、自己肯定感も上げてくれます。

我が家でも、早速「できるだけ自給自足をしたい」と思うようになり、家族間の声かけが始まっています。人がつけた電気を切るように、扉を閉めるようになっており、消費電力は確実に減ると思います。

<デメリットについて>
反対のデメリットも整理しておきましょう。

・業者によって提案や見積もり金額がかなり違った

業者選びに手間がかかるという点です。私の場合でも、予算で100万円ぐらい、乗せられるパネル量でも2割ぐらい、各社の見積もりが違いました。相当に知識がある人を除いては、少なくとも3社から提案を受け取るべきと思います。

・補助金の手続きがややこしい

私は国、東京都、杉並区の3つの主体に、主に業者経由で申請しましたが、計算から申請まで複雑です。多くは業者がやってくれましたが、どうしても自分で処理しなくてはならないことは出てきます。お役所にも出向きました。こういう手続きが嫌いな方には、デメリットになるのだと思います。

・天災などで機械が壊れてしまうリスク
メーカーの20年の保証や壊れた時の保険はあるものの、壊れるとか、火事になるとか、盗難に遭うとか、新しい設備を入れている訳ですので色々なことが考えられます。そうなってくると、初めに計算した損得勘定も、大きく変わってしまいますね。

一方、導入前は気になっていた「太陽光パネルをを入れると屋根が重くなって地震に弱くなる」という点は、建築会社に精査してもらったところ構造計算上から見て、ほとんど影響がないことが分かりました。昔に比べて、パネルがかなり軽くなっていることもあるようです。

<家を売却する、もしくは賃貸に出す時>
将来的に家を売却するときは、全額取り返せないにしても導入された付加価値のある資産として査定にはプラスにはなるでしょう。

賃貸に貸す時は、電気代1万円安くなるので家賃を1万円乗っけられるかというと、家賃の横比較もあるので、そうもいかないかなと思います。。まあ管理費の部分で調整しようかなと思います。

<まとめ>

というわけで、太陽光発電と蓄電池の導入について、色々と書いてみました。色々な角度から学びがありましたが、少なくとも東京に一軒家でお住まいの方は、蓄電池の補助金が極めて分厚いので、一度は検討したほうが良いと思います。

繰り返し、屋根におけるパネルの量、家の方角などによる発電量、住んでいる自治体の補助金額、などは個々の家で大きく変わりますので、そして僕の経験からして業者によって提案がかなり変わるので、複数社に見積もりをとって進めることを忘れずにですね。

以上です、ご参考になればと思います!

いいなと思ったら応援しよう!