倒立トレーナー自己紹介
ご覧いただきありがとうございます。
倒立パーソナルトレーナーです。
体操競技歴、体操指導歴ともに10年を超えております。
体操指導は1歳の乳幼児体操から体操競技の選手育成、大人の体操プライベートレッスンなど年齢・レベルとも幅広く手がけてきました。
最近、Twitterにて倒立を頑張っていらっしゃる方からDM(メール)を頂きました。
「5年間も倒立を練習しているのにできません。DMにて改善点を教えて下さい。」
という一件のメール。
その方はご自分で5年間もの間、試行錯誤と努力を繰り返しながら「倒立」の練習をされていたそうです。
現状をお伺いしたところ
・壁倒立なら1分できる
・三点倒立はできる
・ふだんランニングや腹筋など運動はしている
・でも壁無しだと全く倒立ができない
ということでお悩みでした。
体操教室などで実際に補助しながらの指導ならば10年以上行っていた私も
DMでの指導は初めてです。が、
結果その方はたった3カ月で倒立をマスターしたのです。
5年間自己流で努力できるのは本当に素晴らしいことです。
そこにプロの指導で最短距離の正しい練習法を伝えた結果、3カ月での倒立完成となったのです。
その方には直接お会いしたことは一度もありません。
練習する場所はいつもその方のお部屋です。
特別な施設も、器具も必要はありません。
しいて言うなら壁と、ぶつからない天井があればOKです。
今回は「倒立の改善点を教えて下さい」と言われた私が、DMでお返しした内容を紹介します。
まずDMにて壁倒立の動画を送ってもらいました。
その人の体重と筋力がつり合っているか、倒立を間違ったフォームで行っていないかをチェックするためです。
さらにもう一つ「うさぎぴょんぴょん」という動作を動画で送ってもらいます。この動作で倒立マスターに必要な
腕の筋力、肩の筋力がどのくらいあるかをチェックするのです。
※うさぎぴょんぴょんについては後日記事で書きます
「これらの動きを動画に撮って送って下さい。」
私が初日に送った返事はこのくらいです。
その方の運動習慣や運動歴、体重なども聞ければ参考にはなりますが
結局やることは「今の現状からその方の目標まで安全かつ最速で到達させること」になるので、現状が分かればOKです。
ネットで調べたり本を読めば倒立の練習方法や正しい形などはいくらでも出てきますね。
それでもやはり、「正しい倒立の形」を調べて頭の中で完成していても、いざ自分の身体でできたつもりが壁がないと全くとまれなかったり…
その場合、自分の感覚的には「正しい形」できてるつもりでも、動画でとってみたら意外と形が崩れていた、なんて事が多々あります。
この「感覚のずれ」は自分で気づくのは本当に難しい。
感覚が良い人であっても「正しい倒立の形」の解釈自体にちょっとした誤解が生じているため出来ない、というパターンもあります。
人によって理解しやすい説明方法や、言葉を選ぶことも私が大事にしている部分です。
「膝をのばす」という動作を習得したいときに(側転の最中膝がまがってしまうときなど)
「膝をのばして!」としか言えない指導は不十分だと私は考えます。
「膝をのばすために太ももに力を入れて」
「つまさきをあと15㎝遠くに」
それでものびないなら長座(足をのばして座った形)のまま太ももに力を入れ、膝をのばした際の筋肉の感覚を覚えてもらいます。
また、膝がのびない要因が他にないかも考えます。
側転で膝がのびない場合であれば、実は足の蹴り上げが不十分だったことが原因で膝がまがってしまっていた、という根本的な要因があったりするのです。
根性論で「膝をのばして!」と言い続けて出来るようになるなら誰でも指導者になれるでしょう。
そういう指導者に困った方や、そもそもやり方がわからないという皆さんを
倒立マスターへと導くのが私の仕事です。
これからどうぞよろしくお願いします。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
次回は「たった3つ!倒立マスターするのに必須な練習方」を更新予定です。
倒立パーソナルトレーナー