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『1000円ぐらいでおでんでも食ってヘラヘラしてる方が・・』 by 浅野忠信

時々思い出しては、自分の思考を整理する、私を支える言葉その2。
(その1はこちら↓)

その2は、もうずいぶん前の対談番組の中での浅野さんの言葉。
記憶もあやふやだし、手元に慌てて書き留めた走り書きがあるだけなので、逐一合っているわけではありませんが、対談相手の綾野剛さんが、「どんな人でいたいか?」「どんな生き方を目指しているか?」みたいなことを聞いた時の浅野さんの答え。

例えば、100万円稼げたとして、本当にそんなに必要だったの?
もし1000円ぐらいでおでんでも食ってヘラヘラしてる方がよっぽど俺らしいんだったら、そっちをきちんと選べる自分でいたい。

浅野忠信(綾野剛とのロケ対談番組の中で)

綾野さん、すかさず「かっけー」と言ってましたが、本当に。
もちろん浅野さんは100万円ぐらい簡単に稼げる身分だからこそ、そんなことが言えるのかもしれません。でも、その心意気は素直に共感できます。

生きていると、時々無意識に、心が「あさっての方向」に行っていることがあります。
SNSやテレビや雑誌などでキラキラした生活を送っている人を見たとき。
大きな家。
整った部屋。
いかにも高級そうな服に靴に持ち物。
どんだけお金があるんだ?というような暮らし。
いいな、いいな・・と思いながら、ふと立ち止まる。

待って。
私って、そんな生活を望んでいるの?
そんなふうに生きたいの?
お金持ちになって、予算を気にせずにあれもこれも買いたいの?

違うよね。
違うんです。

もし、自由に使えるお金があったら、自分のために使うのではなく、少しでも必要な人に、必要なところに届けたい。
余裕がないからできないんだけど。

尊敬しているのはCoCo壱の創業者の生き方。

気を抜くと、うっかり人の暮らしを指をくわえて羨ましげに見てしまいがちだけど、本当に自分が望んでいるのはそっちじゃないということを、時々自分に言い聞かせないと、弱い自分はすぐ煩悩にまみれる。

そんな時に、浅野さんの「おでん食ってヘラヘラ」はとっても効く。
大好きな言葉です。

余談ですが、CoCo壱創業者の宗次さん。
実の両親は不明で孤児院育ち。
3歳で引き取られた先でも壮絶な体験をされている方。
(最近まで知りませんでした)
人間の徳を創るものはいったい何なのだろう・・と考えてしまいます。

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