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4月

新学期になり、前にスクールソーシャルワーカー(SSW)にお願いした中学校の見学に、長男と一緒に行く。
学校の教室、保健室、別室を案内され、担任や学年主任の先生と面談もした。
別室は教室にサポートの先生がいて、制作をしたり調理実習も時々すると活動内容を聞く。
SSWも「何曜日と何曜日は私もいるから、よかったら来てみてね」と言ってた。

帰宅後、長男は中学生になる現実味が出て、プレッシャーに感じたのか、イライラして不機嫌だった。
入学式までの間、言葉が荒くピリピリして、入学式に出席できるのか?不安になる。

入学式当日、布団に包まることもなく起き、出席する。
制服姿が意外と似合ってるのを見て、成長を感じて嬉しかった。
私と夫は本人よりもそわそわしていた。
入場して他の生徒と何ら変わらない様子で、安堵した。

家に帰って、自己紹介の宿題をやっているのを見て“このまま学校に通えたらいいな、でも無理しないで”と相反した気持ちになる。

翌日の朝、毛布に包まり、起き上がってこない。
「別室に1時間だけ行ってみない?」と伝えるが「無理」と言われる。
小学校から中学校へと環境が変わるから、行けるようになるかもと期待があったが、時期早々だった。学校に欠席の電話連絡をする。
小学校ではGoogleフォームの欠席連絡だったが、久しぶりの電話での連絡に重い気分になる。

中学入学から3日目、担任から新入生のイベントがあり、教科書受け取りがまだなので、明日は学校に来てほしいと連絡が来る。
長男に伝えたが、「学校に行くのは難しい」と言われ欠席、その日の夕方、私が教科書の受け取りに行く。
担任・学年主任と話をして、まだ登校するのは難しい状態だと伝える。
欠席連絡について毎日連絡するのは大変なので、登校する時に連絡したいと要望した。
「三者面談以降はアプリで連絡できるので、それまでは電話連絡をお願いします」と言われた。“またしんどい思いをしなければいけないのか…”と思ったが、学年主任が「お母さんも大変かと思うので、登校する際に連絡で構わないですよ」と助け舟を出してくれ、ほっとした。

SNSで小学校で不登校だった子が、中学に入ってから登校が続いている内容を見て、取り残された気持ちになった。

週末に長男・夫・私で話し合いをする。
長男は「まだ学校に行くのは苦しい」と言った。
今までの様に、夕食の手伝いをしたりウォーキングは続けられるか?を聞くと、「それは大丈夫」と答えた。今はやれることをやろうとお互いに意思確認をした。

週明け、SSWに現状を話すのと、教材を取りに行くため、一人で学校に向かう。
生徒指導も同席し、今後の対応について話をした。中学側も引き続き家庭訪問をしながら、本人のサポートをしたいと言われ、少し安心した。

担任から三者面談の日時連絡があった。ここの所、毎週の様に学校に行って話をしてたのと、4月から平日ワンオペも終わったので、三者面談は夫に任せた。
前日に「なるべく行った方がいい」と夫が長男に言ったが、学校に拒絶反応が強く、行かないだろうと思っていた。しかし、長男は三者面談に行った。
中学では内申があり、それを気にして行ったのかもしれない。

フリースクールに親子で見学に行く。
一緒に行かないか?と聞くと、OKした。
長男は「フリースクールなんて金持ちが道楽で作ってるんでしょ」と斜に構えていた。
他の子たちが鬼ごっこをしていて、その中に混じって遊ぶ。「久しぶりに体力消耗したけど、楽しかった」と言い、ほっとした。

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