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💊今朝の登販塩酸塩

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『医薬品登録販売者』試験に効用のあるサプリです。暗記の速度にあまり自信がない方向け。 内容の図式化や、ちょっと深い専門知識が特長です。 ※記事の利用の際は、閲覧する方の判断でご利…
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💊1💊多彩な変化球と、成分名の『語源』で抑える![第三章 概論]

▼この記事では、登録販売者試験の中で、質・量ともに最も重要な分野である、 『主な医薬品とその作用(第3章)』の全体像を解説いたします。 💊医薬品の成分名にもルーツ(語源)あり! 『主な医薬品とその作用』は、登録販売者試験の第三章の内容にあたりますが、内容が最も濃厚で、かつ全120問のうち実に40問という、 1/3を占めるこの分野の出来が、実質合否を決定させるため、当ブログでは一番はじめに紹介します。 さらに第五章『医薬品の適正使用』からの出題も、この分野の内容に関連したも

💊2💊色分けでかぜ薬の『成分表』を攻略![医薬品登録販売者試験 第三章]

▢かぜ薬は《ミックス薬》  第3章で初めに学ぶかぜ薬(総合感冒薬)ですが、非常に多くの成分が配合されています。図式化すると、 かぜ薬=痛み止め+くしゃみ緩和薬+咳止め+痰切り+・・・ となり(10種類が配合される製品もある)、  一気に学ぶのではなく、後の分野にある程度分配して進んでゆくのが効率の良い学習法である場合もあり、当ブログでは、その方法を採ります。 ※本記事では化学成分を中心に扱いますが、後半では身体への作用が比較的穏やかで近年ニーズが高まる、『漢方薬』の内

💊3💊『ねつ,はな,のど』について整理しよう![第三章 脳神経,呼吸器薬]

▢『整理』により複雑さが解消される   登録販売者試験の第三章では、はじめの『精神神経薬』、『呼吸器官薬』の項目だけで、7種類ほどの薬剤の項目が登場します(かぜ薬をのぞく)。  そしてその各々に、複数の成分(抗ヒスタミン成分、鎮咳成分など)が配合されています。  最重要の第三章『主な医薬品とその作用』では、前半にボリュームが偏重しており、このあまりの分量に圧倒され、ここで資格取得をあきらめるケースも多いとききます。  そこで、あくまで学習上の分類で、むりくりな部分もあり

💊4💊信長の『いたみ止め』解熱鎮痛成分[第三章 脳神経薬]

▼この記事では『いたみ止め』の解熱鎮痛剤を扱います。 大まかに分類して4系統があり、それぞれにちがった特長があって使い分けられています。  尚、次の記事の『酔い止め』を秀吉、『トローチ剤』を家康としたため、『いたみ止め』を信長になぞらえて解説します。 ▢痛みの原因物質『プロスタグランジン』とは ▼解熱鎮痛薬は、主に痛みの原因物質『プロスタグランジン(PG)』に作用して痛みを和らげます。  PGは体の恒常性維持に働く生理活性物質ですが、過剰になると痛みとして認識されます。