一日葬とは?通夜を行わない一日葬の流れ、葬儀費用の平均など近年支流の葬儀形式一日葬について徹底解説
『一日葬』って、聞いたことがありますか?
結論から言えば、従来の葬儀の場合、
・通夜
・葬儀、告別式
と、2日間を掛けて行う所を、通夜を行わず一日で葬儀を行う葬儀形式です。
・葬儀費用
・遺族や親族の肉体的、精神的負担
・人付合いの変化による会葬者人数
など、当家にとってのメリットも大きく、『一日葬』は近年増加傾向にあります。
しかし、本来2日間で行う葬儀を、1日で行っても問題はないのか?
スケジュールや費用面は、実際どうなのか?
などの疑問もあるはずです。
そこでこの記事では、『一日葬』の内容や流れ、葬儀費用の平均やタイムスケジュールなど、『一日葬』について紹介していきます。
一日葬とは?通夜を行わない一日葬の流れ、葬儀費用の平均など近年支流の葬儀形式一日葬について徹底解説
まず、大前提として『通夜』を必ず行わなければいけない訳ではありません。
ですが、お寺の檀家の場合、お寺の考え方に従って葬儀を行うため、『通夜』を必ず行うケースもあります。
では、何故行わなくてもよい『通夜』を、昔は行っていたのでしょうか?
本来の通夜とは?
『通夜』は本来、家族や親族、親しい友人が、生前と同じように一緒に時間を過ごし、故人を見守る儀式です。
そのため、参列を知らせ、式を行うものではありませんでした。
つまり、一般会葬者にとって、葬儀は『一日葬』だった訳です。
しかし、時代の変化や参列者の都合など、社会状況の変化により、
・日程
・時間帯
が考慮され、一般会葬者にも『通夜』を式として、参列する文化が生まれました。
そして、昔ながらの葬儀形式として、
・通夜
・葬儀、告別式
を2日間で行うことが、当たり前となっていったのです。
一日葬の流れやタイムスケジュール
2日間で行う葬儀を、『一日葬』のように1日でまとめてしまうと、タイムスケジュールが大変なのではないかと考える方もいることでしょう。
しかし、タイムスケジュール的には、葬儀を1日で行うことができるため、当家の負担は軽減されます。
そこで、葬儀までの流れやタイムスケジュールを、簡単に例に挙げてみましょう。
一日葬のタイムスケジュール例
*自宅安置、当日納骨のケース
8:30 ⇨ 自宅出棺(出発)
9:00 ⇨ 式場到着
10:00 ⇨ 一般会葬者対応
11:00 ⇨ 葬儀・告別式
11:50 ⇨ 葬儀閉式
12:15 ⇨ お別れの儀式(献花)
12:45 ⇨ 火葬炉へ出棺
13:00 ⇨ 火葬
14:30 ⇨ 収骨
14:50 ⇨ 斎場から墓地へ出発
15:30 ⇨ 納骨
16:00 ⇨ 終了、散会
あくまでも参考例ですが、斎場で式を行い、そのまま斎場に火葬場が隣接しているケースでのタイムスケジュールです。
各移動距離を30分計算していて、比較的スムーズに行える設定の為、待ち時間が少なくなっています。
斎場と火葬場が別にある場合や、火葬時間の予約の空き状況、移動距離などによって、大きくタイムスケジュールは変動しますので、あくまでも参考にお考え下さい。
一日葬の葬儀費用の平均
『一日葬』は、『通夜』を行わず、2日間の所を1日で葬儀を行います。
当然、葬儀費用も安くなります。
しかし、2回を1回で行う分、費用も半額とはなりません。
なぜなら、葬儀を行うための設置物や使用品は、2日間でも1日でも全く一緒なのです。
・式場使用料
・人件費、運営管理費
・通夜振舞い(食事代)
・通夜返し(お礼の品)
などの分が、『一日葬』の場合掛からず、葬儀費用を多少抑えることができます。
一日葬の葬儀費用例
あくまでも参考までに、
・通夜を行う『一般葬』
・『一日葬』
の葬儀費用を比べてみましょう。
会葬者人数100名(通夜の場合は半数ずつ参列で仮定)
*うち親族20名想定
通夜あり ⇨ 約121万円
一日葬 ⇨ 約94万円
という結果になりました。
約31万円の金額差が出ましたが、先程説明した、
・式場使用料
・人件費、運営管理費
・通夜振舞い(食事代)
・通夜返し(お礼の品)
の分が、『一日葬』よりも追加金額となっています。
もちろん、一般的には『通夜』を行う『一般葬』の方が、会葬者人数は多くなりやすい傾向にあります。
そのため、葬儀費用が高くなったとしても、『香典収入』が多くなり、実際の支払い金額が高くなるとは一概に言えません。
また、葬儀の内容は都道府県や地域差が大きく、金額差がどの程度違うのか、明確に示すことは難しいので、参考金額としてイメージして下さい。
まとめ
今回は、『一日葬』の内容や流れ、葬儀費用の平均やタイムスケジュールなど、『一日葬』について紹介しました。
近年支流になっている『一日葬』。
『通夜』を行わず、2日間で行う葬儀を1日で行う葬儀形式です。
費用面や遺族の負担、現在の人付合いの変化からの会葬者人数の減少など、『一日葬』を行うメリットは、遺族にとって大きくなっているのではないでしょうか。
しかし、お寺にお墓がある檀家は、お寺の指示の元葬儀を行うため、『一日葬』を必ず選べる訳ではありませんので、まずはお寺に確認した後に判断しましょう。
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