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[資料]承鐙肉、鐙摺、あぶみずり、しょうとうのしし
大坪本流馬道秘書 母麻之巻
大坪本流馬道秘書 十字録
乗鐙、鐙端
大坪本流馬道秘書 無名大馬之巻
デジタル大辞泉
鐙摺 あぶみ‐ずり【×鐙×摺】
1 馬の脇腹の、鐙が当たる部分。また、鐙が当たってできたたこ。
2 鎧(よろい)の脛当(すねあ)ての内側下部。かこずり。
3 播磨革(はりまがわ)などで作った簡単な障泥(あおり)。
4 馬の鐙がすれるほど、道幅の狭い箇所。あぶずり。
大辞林 第三版
あぶみずり【鐙摺】
① 播磨はりま革などで作った、簡単な障泥あおり。
② 馬の横腹の、鐙の当たる部分。また、そこにできるたこ。 〔和名抄〕
③ 当世具足の脛当すねあての鉸具かこの当たる部分。かこずり。
廣文庫
或人問ひて云く、毛皮の物をあをりといひ、革の物を、あぶみすりといふと有るハ如何 ...
日本國語大辞典 第 1 巻
あぶみずり 播磨革(はりまがわ)などで作った簡ゆな泥陣。和訓菜-あぶみずり「...の騎馬出立といふにも泥陣さすべからず 但あぶみすりは苦しからずといふ事あり。」
日本國語大辞典 第 10 巻
じょうとうの肉(しし) 馬の脇腹で箝へあぶみが当たるところ。
時代別国語大辞典: A-o
三省堂 室町時代語辞典編修委員会
承镫肉馬 (铮嘉堂運歩)あぶみすり【蹬摺】 馬の横腹の、接の当る所。また、そこにできたたこ「あぶみじし」。
大漢和辭典 第 5 巻
【承接肉】瑪の横腹のあぶみの富る筋分 おぶみずり。
東洋文庫 第 453 巻
「承鎧肉」〈あぶみをうくるとよむなり〉と書くなり。又「しようどうのしし」ともよむなり。を〈こじりとは舌さきなり〉腹带のゅひど〈結所なり〉そうどうのししにふんづけて」とあり。「しようどうのしし」とは、馬の脇の方、鎧のあたる所なり。