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奄美の珍しい一品:四角豆の酢味噌合え
タイトル写真のお野菜、沖縄や奄美出身の人ならわかるかもしれないけれど、見たこと無い人の方が多いのではなかろうか。
これ、「四角豆」というらしい。
沖縄では、「うりずん豆」と呼ばれているとか。
市場に並んだその姿を見て、「ん? ドラゴンフルーツの茎か?」と思ったヤマト出身の私。
物珍しさもあって、すぐさま食べ方を教わり、早速、家に持って帰った。
だって、百円。買うしかない。
一番簡単な調理法を教えてもらったのだけど、それは「天ぷら」にするか、「茹でる」だった。
それなら答えは一択でしょ。
ともかくも、お湯を沸かし、塩は入れるべきか悩んだ挙句、そのまま沸騰したお湯に入れてみた。(ちゃんと聞いておけ)
何分入れるか悩んだ挙句、5分位はぐつぐつ茹でてみた。
(だから、ちゃんと聞いておけ)
ひたすら鍋の中を見続けたのだけれど、その姿かたちが一向に変わらない。
ブロッコリーのように色が変わるわけでも、アスパラガスのようにしなる訳でもない。
果たしてこれでいいのか……。
自問自答しながら、湯切りをして、冷水にさらして、斜め千切りにした。
綺麗な黄緑色が、さらに綺麗な色になったようにも思えるのだが。
あとは、酢味噌をかけるだけ。
以上。
「うま!」
適当なのに美味しくなる。それはここの野菜だから?
もぎたて、とれたて、そのみずみずしさは格別。
薄くスライスしても歯ごたえのあるシャキシャキのお野菜。
台風一過の蒸し暑い気温の中、畑を心配して見に行くシマのおかあさんたちが取ってきた野菜たち。丹精込めて作られ、その日の朝に収穫されたもの。
美味しくない訳が無い。
後日聞いたら、調理法の正解は、「茹でるのは1分程度、塩入りのお湯で」だった。
「………」(言葉を失う)
ことごとく作り方が外れていても、美味しかったから良しとしよう。
リベンジに燃えて再度購入して、今度は玉ねぎドレッシングをかけてサラダ風に。
「やっぱり、うま!」
茹でた時間が短かったせいか、前回よりもさらに薄く切ったのにも関わらず歯ごたえがある。
グリーンアスパラガスの食感にも近いけれど、青臭さがない。
残ったものを細かく刻んでグリンピース代わりにピラフに入れても色が変わらなかった。どんなに料理しても、少しも色が変わらない不思議な野菜。
今度入荷したら、てんぷらにチャレンジする予定。
辛子マヨネーズなんかも合いそうな、お酒のあてにも簡単で良さげな食材。
この野菜、形が可愛らしい上に青臭く無いので、色々な料理のトッピングやデザートの飾りなんかにも使えそう。野菜嫌いの方にもおすすめの食材。
料理上手な方なら、きっと調理のアイデアが沸きまくりそうだな……。
そんな野菜でした。