情報には「鮮度」がある?
昨日、NPO支援会社が主催をする広報のオンラインセミナーに参加させていただく機会を得た(一参加者として)。広報という切り口のセミナーに実際に参加することはほぼないので、勉強させていただいた。
と、今朝、「情報には鮮度がある」ということばを目にした。検索すると、このことばはSNSが本格的に広まり始めたころからいっぱんにも使われるようになったようである。もともとは社内の社員を戒めるようなことばだったイメージがあるので、ふーん、変わってきているのだなと。
となると当然
「情報の頻度と鮮度」を高めることが、ブランド価値につながる
http://www.questory.co.jp/Portals/0/image02/message3902.pdf
となるわけですね。
正確に言うと、ここで取り上げている情報には「情報の質」の違いがあります。つまり、一次情報、一・五次情報、二次情報、三次情報というやつです。製品などを直接取りあつかう会社が発信する情報と、情報媒体やニュース、記者、ライターなどを通した情報には違いがあります。それを情報の質とよぶことにします。つまり、情報には質の違いがあります。SNS時代になって、一次情報を直接発信する媒体が次々と登場している中、改めて、ニュースや記者、ライターの意味が問われるようになったと言われていますよね。これは製品のことに限らず、プロスポーツ選手のインタビューでも言われていることです。
ところで、さらっと、流してしまいましたが、情報の鮮度といいますが、そもそもこの「鮮度」ということばですが、
そもそもの使い方としてはおかしな使い方です。「新しさ」を比喩したような言い方、使い方ですが、なんとなくわかります的によくきく表現になっています。
しかし、「情報には鮮度がある」というのは、情報の質から考えると、実は新しいからいいということではない、と思います。つまり、情報には「時」があるとも言えると思うのです。新しいものが【確実に】上書きされるように更新されていく=新しいことが適正であるような事柄(実はこれはあるようでそうはないのですが)については、まさに鮮度があるわけです。わかりやすいのは、今日お店がオープンするといったものですよね。
でも、ほとんどの情報はそんなものではないように思います。だから、情報の質をみるという視点がひつようだとおもいますし、また、発信側からみると「時」や「タイミング」が必要なのではないかと思います。