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映画『嘘喰い』|横浜流星は天才の設定なの?行き当たりばったりの奴なの?

先日、prime videoで『嘘喰い』を見ました。

横浜流星くんがかっこいいのでね。
もうほぼその一本で見ました。

映画『嘘喰い』のあらすじはこちら。

賞金20億円。嘘を見破れなければ、即死──。天才ギャンブラー“嘘喰い”こと斑目貘が、日本の政財界そして裏社会をも支配する会員制の闇ギャンブル倶楽部“賭郎”に挑む。[死のババ抜き][航空機制圧バトル][殺し屋からの脱出ゲーム][悪魔のルーレット][デスポーカー]──待ち受けるのは、賭郎の会員権を所有する一流の権力者にして欲望にまみれた凶悪なイカサマ師たちとの頭脳心理戦。嘘 vs 嘘。イカサマも、殺し合いも、なんでもありの≪超危険なデス・ゲーム≫に没入せよ。

prime videoより


ギャンブル好きの奴やべぇ……


映画見ながら横浜流星に何度も「ギャンブル好きやべぇ……」と声に出してました。


ギャンブル好きの奴やばいですよね!
ギャンブル負けて死にかけたことあるのに、またあの闇ギャンブル倶楽部戻りたいとかやばくないですか?
当たるかわかんないルーレットに大金嬉々としてかけてるのもやばいし、どう考えても危ない脱出ゲームの誘いに乗るのもやばいし、なんかもうどっかのスイッチ壊れてんだろうなっていう。


※この先ネタバレ含みますので、ご覧になっていない方は是非映画を見てから戻ってきてください!横浜流星かっこいいので!


基本的に頭脳戦好きなので思いのほか楽しめたんですけど、個人的に1番気になったのは、横浜流星演じる斑目貘(まだらめばく)が天才なのか何なのかよくわからなかったところです。

貘が、生粋のギャンブラーでありつつ、どこか人を惹きつける魅力があること、とんでもない勝負師であることはわかりました。

でも、彼がギャンブルの天才なのかどうかというと、天才っぽいシーンもあまりなく、逆に「お前まさか特に考えなしで挑んでないよな?」と聞きたい瞬間も多々。


そもそも、オープニングから「こいつ強いんか?」と漠の強さに対して懐疑的になりました。
不敵な笑みを浮かべて「俺が賭郎の頂点に立つ!!!」と宣言。(こら、テーブルに足を乗せるのやめなさい!!!)
「親方様、あんたの嘘喰ってやる」と決め台詞もばっちり決めたわりにあっさり完敗。

んんん?こいつ強いのか?


借金取りに追われているフリーターの梶(佐野勇斗)を助けるために闇カジノで勝たせてやった時はかっこよかった。


んんん?やっぱり天才?


ますますわからなくなったのは、賭郎の会員権を持つクソ老人(大金を賞金にゲームを持ちかけては殺される様子を楽しそうに見ているど変態)に持ちかけられたゲームで、2時間以内に森の中にいるこの老人の部下5人から鍵を奪って脱出するというミッションに挑んだ時です。


あっさり5人の鍵は奪いましたが、それに怒ったクソ老人が人体改造でもしたような奴まで出してきて、もうギャンブルとか知能戦とかじゃなくて「異生物と戦う人間」みたいな図に。
いや、このゲームもバシバシ知能使ってくれて「漠やっぱ天才だわ」みたいに思わせてくれたらいいんですけど、どうもそんな感じもせず。


んんん?この漠は天才とかそういうことじゃないのか?


賭郎の会員権を取り戻した漠は再び会員制の闇ギャンブル倶楽部“賭郎”へ復活し、元科学者の佐田国(三浦翔平)と勝負へ。
とんでもない賞金をかけ、負けたら死も待っていると言うのに相変わらず爽やかな笑顔を振りまいて余裕そうな漠。


うん、きっと何か秘策があるに違いない。

勝負はババ抜き。死をかけたババ抜き。

……ババ抜き???
なんてわかりやすい!なんてわかりやすいゲームなんだ!有難い!!!
ドラマ『アクマゲーム』でも途中「んんん?」となったゲームがあった私でも理解できる!!!
『嘘喰い』はゲームが全部わかりやすくていい!!!


さて、勝負は佐田国が圧倒的な強さで3戦目へ。次に負けたら死が待っている大勝負。
でもきっと漠には秘策があるんだ。
あんなに自信満々にやってきたんだから。
まさかこのままババ抜き3連敗なんてことはあり得ない。
と思っていたら漠が「どうしよう〜」慌て出します。


え、マジでノープランなの?
ノープランでここまで強気で来れたの?
嘘でしょ?やっぱ天才じゃないのね、ただのギャンブル好きでハートが強いだけの男ってことでいいのね?!
と思ったら、そっから急に相手のイカサマを見抜いて勝ちました。


いや、勝ったけどさ!
漠ほんとにあそこまで何もわかってなかったわけ?何もわかってないし策もないのにあんな笑顔で堂々と手振ったりしてたわけ?
…… ギャンブル好きな奴やっぱやべぇ……


そもそも漠ってなんのために賭郎やってるんですか?
めちゃくちゃ金ないと会員にれなそうだけど、漠はもともと何の仕事してたの?
賭郎のトップと戦って何を手に入れて何をしようとしてたの?
なんのために賭郎に戻ってきたの?
そこまでして何でまたアイツと戦いたいの?
そんでそんで、
漠は天才なの?そうでもないの?どっちなの?


諸々疑問でいっぱいの中、物語はなんと「1年後」。漠は(映画のオープニングで敗れた)「お屋形様」とついに対戦ーーーー
え?まだ映画始まってから1時間くらいしか経ってない?!こっから最終決戦なの?!
と思ったら映画はここでおしまい。


……え。



お屋形様との最終決戦は?
あの人、ずっとルービックキューブ回してただけだけどいいの?!


横浜流星くん、にやっとする時、
信じられないくらい片方だけ口角があがります。


ということで、もし続編ができて配信されたら見ると思います。


おしまい。

横浜流星くんのゆりゆり、本当にかっこよかった……!
ゆりゆりのお陰で私は産後の辛い時期を乗り越えられました。ありがとう。一生お礼を言います!

『水曜日のダウンタウン』の「電気イスゲーム」楽しすぎ。岡野が天才で震えました。ギャンブル好きやべぇ……

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