映画『逃走中 THE MOVIE』 | うちの長男(5歳)も逃走。
映画『逃走中 THE MOVIE』見ました。
もちろん映画館です。
久しぶりの映画館……。
本当は私も『キングダム』とか『ブルーピリオド』とか『ラストマイル』が見たかった……!
でも我が家の長男(5歳)がどうしても『逃走中』見たいとうるさくてですね。私は「どうせすぐ配信でやる」「下手したら年末の逃走中のあおりでやる可能性もある」と考えて断固拒否してたんですけど、うちの夫が「今週いい子にしてたら見に行ってもいい」と知らない間に長男と約束してまして、結局みんなで見に行きました。
うちの長男ほんとに悪ガキで、私はお迎えの時に毎日保育園の先生に頭下げてるんですけど、その週は長男なりに頑張ったようで私も先生から注意されませんでした。
本当に楽しみだったようで、何度もヒカキンが消える予告編を見て「ワイルドハンターがいるんだよ」「ヒカキン消えちゃうんだよ」「賞金100億円なんだよ」と私にも何度も見せてきました。
……うむ、そんなに楽しみなら仕方ない。全く興味ないけど、酷評しか聞かないけど、『逃走中 THE MOVIE』見ようじゃないか!!!
ということで、あらすじはこちら↓
さぁ、映画始まりますよ!
小学生の長女「ママ、(ポップコーン)食べるの早すぎ!」
私「え?大丈夫、大丈夫」
さて、あらすじご紹介しましたけど、私は事前情報なしで見に行きました。長男が一生懸命説明してくれた内容だけです。
ということで、映画がスタートしてから、あ、こういう高校時代の思い出、引っかかり、みたいなの入れてくるのね、となりました。うちの子供たちはこの辺のドラマ部分ちゃんと理解できてるのかしら。パクパク(塩味のポップコーン買いました)。
『逃走中』なんて台本ないところが楽しいのに(本気でやってると私はちゃんとテレビを信じてます、「そうだ、京都へ行こう」のCMも色補正してないと信じてます)映画にしてどうすんだ、と思ってたんですけど、この映画、途中からみんながよく知る『逃走中』じゃなくなります。
高額賞金が提示されてハンターから逃げるところは一緒ですけど、金額が100億円と桁違い、ワイルドハンターという口裂け男のような気味悪いハンターに捕まると体が「消滅」してしまう。
そう、要は、デスゲームです。
しかもですね、ハンターがいつものハンターじゃないので、最終的には狙ったやつがいるところに突然現れたりするんですよ。逃走できないんです。振り切るとか基本無理。
じゃあ『逃走中』じゃなくて、全然別のデスゲームでいいじゃねーか!!!ってなりましたけど、きっと『逃走中』を映画化する、というところからこの話になってるので、『逃走中』の名前取ったら本末転倒なんですよね。うん、じゃあ仕方ない。パクパク。
それにしても、いつもの『逃走中』に出てる芸能人の扱いが酷い……。
もう少し一緒に逃げたり、本編に絡んできたりすると思っていたんですけど、完全なる賑やかしです。登場したと思ったら一言二言話してすぐワイルドハンターに捕まって消滅、の繰り返し。
こんな使い方ならいらなくないか?
ダイアン津田の扱いも見事に雑だな!と思ったところで、長男(5歳)が映画上映中に衝撃の発言。
長男「……怖い……もう帰りたい。もう(映画館)出たい!」
………マジで?
お前が見たい見たい言うから来たんだそ。家族4人で映画見たらいくらかかると思ってる?ポップコーンも2つ買って、全員分ジュースも買ったんだぞ!それを、「もう出る」だと?
私だって夢中で見てるわけじゃない。
でも、ここまで見たら一応最後まで見たいよ。
と躊躇してたら、途中から完全に寝ていた夫が起きて「あ、じゃあ俺〇〇(長男)連れて出るね」とささっと長男連れて出て行きました。
さすがスコンと寝てた男は違う。まぁ既に見てなかったんだから退出できるか。
1番見たがっていた長男、まさかの途中ギブアップ。
画面が暗くて、ワイルドハンター(ちょっとゾンビみたいな感じ)が怖くて、音も大きくて、大変怖かったらしいです。
このワイルドハンター、口が裂けてていかにもそのままカブリ!と行きそうなんですけど、行かないんですよ。それやったら血が溢れて子供には残酷なので、口大きく開けるけど食べる訳じゃなくて捕まえた相手が下半身から消えていく、という謎の現象を採用しています。
あ、長男のジュースめっちゃ残ってる。もったいないから飲もう。
さて、長男が逃走した後の『逃走中』。
何故か夜の遊園地での逃走中。密告10人で最終目的地、渋谷へ抜ける鍵がもらえるらしい。(この辺は昔の逃走中っぽい気がする)
「J01」と「FANTASTICS」も全然知らないから最初誰が誰だかわからなくて混乱しましたけど、ようやくメインメンバーは誰が誰だかわかってきました。
そんなこんなでマツケンサンバ(松平健)とも色々あって終了。
小学生の長女は私にしがみついて怖がりながらも無事に最後まで鑑賞しました。
怖がりの長女はけっこうギリギリ。よかった……長女だけでも最後まで逃げ切れて。
こちらの映画、世間でめちゃくちゃ酷評されてますけど、小学生をターゲットにしているのであれば、まぁこんなもんかなとも思います。長女は楽しめたみたいです。
もちろん、めちゃくちゃ言いたいことはありますよ?
逃走中の人が多すぎて「逃走者の居場所を知らせる」やつが何も役に立ってないとか、
高校時代の回想シーンがあまりにもクサすぎるとか、
芸人の使い方がひどいとか、
服ごとまるごと消滅するのにミサンガだけ残るの何でだとか、
マツケンサンバと一緒にいた女の人たちの意味がわからんとか、
メインの奴だけ思いの丈を伝えるまでワイルドハンターが消滅待ってくれてるのとか、
もはやゾンビから逃げてる地球最後の人間たちの図じゃんとか、
よくUSBなんて持ってたなとか、
いやいや逃げてないで早くリセットボタン押してくれとか、
とにもかくにも早く押せ!!!!!とか。
でもまぁ小学生向けだと思えば、目をぎゅうっと瞑れます。うん、オッケー。
1番問題なのは「J01」と「FANTASTICS」のメンバーがメインなことです。この映画はアイドル映画でもあるんでしょうか?だとしたら彼らのファンは不満だろうと思います。
戦隊モノにも多数の若手イケメン俳優が出てますけど、戦隊モノはファンもほとんどがその戦隊モノから彼らに入るからいいんですよ。
歌やダンスの姿から入っている「J01」と「FANTASTICS」ファンは、今作を見せられたら辛いでしょう。不満も出るでしょう。もっとどうにかできなかった?!と訴えたくなるでしょう。
……ファンの皆様、お疲れ様でした!!!
そして、全然関係ないですけど、興行収入100億円をあっという間に超してしまった『鬼滅の刃』や『名探偵コナン』、『呪術回戦』など、子供から大人まで楽しめるコンテンツってすごいなと改めて思いました。
映画館を出てから途中で逃走(ギブアップ)した長男からその後のストーリーについて質問攻めに合いました。
そんで、映画見てから1週間以上経った今でも色々聞いてくるんですよ。
……そんな気になるなら頑張って最後まで見てくれ!!!!!!
おしまい。
子供たちが大好きなので配信で何度も『逃走中』見てるんですけど、私は「誘惑の扉」の回が好きです。
自分さえよければ…という人の業が垣間見えます。
「J01」と「FANTASTICS」の人をあまり知らないので最初は顔の見分けもつかなかったんですけど、映画終わって家族でお昼を食べる頃には「お母さんはヤマト(川西拓実)が1番好きかな〜」と長女に言えるくらいにはなってました。
あ、入場の時に主要メンバーのカード(ランダム)もらえます。