![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/173859549/rectangle_large_type_2_168fd7a654dcc2c7eeac5ef14461c8c8.png?width=1200)
映画『東京リベンジャーズ』|北村匠海の「普通の男子」っぽさは異常
前に第1弾見たけど楽しかったな〜と思い、金曜ロードショーで放送していた映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-/-決戦-』を見ました。
見始めたはいいけど第1弾を思い出せない……と焦りましたが、ちゃんと前回の振り返りからスタートしてくれました。ありがたい!
ということで、早速ですが、映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 』のあらすじはこちら。
命を救えたはずの元カノ・ヒナタ(今田美桜)が凶悪化した東京卍會によって再び殺された!しかも、今度はタケミチ(北村匠海)の目の前で…。彼女を救う鍵は、一人一人が仲間のために命を張れる東卍結成メンバー6人の絆を引き裂いた過去の悲しい事件にあった−− 。かつての親友たちは何故戦わねばならない運命になったのか。10・31ハロウィンーついに始まる東卍崩壊の危機をもたらす、かつての親友同士の壮絶な戦い。交錯する過去の悲劇と分裂していく仲間との絆。 「もう、誰も死なせたくない!」 タケミチは最悪の結末を止め、ヒナタと仲間の未来を救えるのか−− 。
ほんとにね、よう集めたなと思うくらいイケメンがいっぱい出てきます。
スクリーンの中で日本一「普通の高校生」が似合う北村匠海。
実写化が決まった時「ドラケン誰がやるんだよ」と思っていたらめちゃくちゃかっこいいドラケンが出てきて驚いた山田裕貴。
安定・安心、もはや芸術、吉沢亮。
なんとなく頼りないけど正統派イケメン杉野遥亮。
あ!間宮じゃん!間宮出てるじゃん!!!よ!間宮久しぶり!!!とテンションが上がった我らが間宮祥太朗。
千葉家の美形すぎる血が怖い、眞栄田郷敦。
なになに、高杉くんも出てるの?!ひゃっほーい!となった、顔がどタイプの高杉真宙。
虹郎かわいい〜でも怖い。怖かわいい。父親の村上淳も好き、村上虹郎。
(私の好きなイケメンを抜粋)
というくらい、次から次へとイケメンが出てきて疲れます。
しかもね、みんなただのイケメンじゃないんですよ。ちゃんとイケメンの演技派を集めてます。
だからこんなに面白い。こんなに熱い。
こんなにめちゃくちゃな奴らを、何故か好きになってしまう力がある。
正直、部外者だったら絶対近寄りたくない奴らです。
新しくできた特攻服着て東マンの奴らがバイク乗って海沿いの道を「いぇーい!」って走ってるシーンがあったんですけど、その辺に住んでたらひたすら怖いです。映画だと、なんか青春の1ページっぽくなってるですけど、冷静に見たら絶対嫌。
でもそこは、イケメンたちの力と演技力、ストーリーの面白さでするっと許せてしまいます。
なんなら自分もマイキーとドラケンの信者みたいな気持ちになってくるし、「東マン」最高ーーーー!ってなるし、間宮好きだけど敵っぽいから「お疲れ様、ドラケンくん……」とか言われると「はぁ?うるせーよ!お前ひっこんでろよ!」みたいな気持ちになります。
ヤンキーも殴り合いも血まみれも、
乗り越えさせる力を女性に与える、「イケメン」のなんと尊いことよ。
ところで、北村匠海くんの「普通の男子」っぽさって神がかってますよね。
北村くんももう27歳ということで、さすがにもう高校生役はやらないかもしれませんが、本当によく映画で「普通の男子」役で主演を張っていたイメージがありります。
本人はもちろん、ちゃんとイケメンなんですよ。それは間違いない。
しかも実際はバンドのヴォーカルもやってる。
彼は間違いなくド1軍!
それなのに、何故か「普通の男子」役がよくハマる。
ドラマの単独主役は意外にも単発ドラマ『名探偵ステイホームズ』(これ好きでした!連ドラにしてほしい!)のみですが、映画はたくさんあります。
・『君の膵臓をたべたい』(2017年)…クラスで目立たない高校生の「僕」役
・『君は月夜に光り輝く』(2019年)…生きることに嫌気がさしている高校生役
・『サヨナラまでの30分』(2020年)……就活苦戦気味の大学生役
・『思い、思われ、ふり、ふられ』(2020年)……同じ年の義姉を好きな男子高校生役
・『とんかつDJ揚げ太郎』(2020年)……とんかつ屋の跡取り息子
・『さくら』(2020年)……平凡な次男役
※で、この後に『東京リベンジャーズ』のタケミチ役が来ます。
2020年主演映画公開しまくりだな!どうしたんだよ!
とWikipediaを見ながら思いましたけど、そんなことよりどうですか。この、北村くんが主演を務めた役の「普通の男子」感。
イケメンでもない(イケメン役もあるみたいですけど)、王子様でもない、
普通の、なんならちょっとクラスで目立たない男の子の役もビタっとハマる。
けれどもちろん実際はイケメンなので、相手に浜辺美波が来ようが永野芽郁が来ようが大丈夫。どんな美女でも受け止められます。
彼女たちが北村匠海に惚れることに対して何の疑問も湧かないし、なんならこっちも好きになりそうになるし、だからってモサい感じの時は「無理やりモサくしてる感」もないし、なんなら髪質までモサっと見えるし、もう「普通の男子」役やらせたら右に出る奴はいない。
北村匠海にある、なんというかある種の素朴さ、ピュアさが、普通の「等身大の男子」を見事に体現してると思います。
映画『東京リベンジャーズ』のタケミチ役もよくハマってました。
あまりに冴えなさすぎだろ!とツッコミたくなる現代(27歳、童貞の冴えないフリーター)と、元カノ・ヒナタを助けるために何度もタイムリープする高校時代(ヤンキー)。
高校時代もヤンキーではありつつ、マイキーやドラケンみたいに無敵じゃありません。喧嘩も弱いし、情けないところの方が多い普通の高校生です。
けれど「ヒナタを救いたい」という一心で、タケミチは成長します。
強いものに立ち向かう心の強さ、
その、内に秘めた情熱、
何度でも立ち上がる根性、
自分が弱いことを知りつつも、「誰も死なせたくない」という強い気持ちで相手に向かっていくその姿に、私たちは心を奪われます。
さっきも言った通り、とんでもない実力派イケメンをこれでもかと集めてるわけですよ。
みんな個性が強すぎて、この物語の主役をやるのは、本当は相当難しいと思います。
大勢のダイヤモンドを脇にして、その真ん中に立つということ。他のダイヤモンドとは一味違う角度から、それでも確かに他の俳優たちよりも輝き、タケミチが主役であることを納得させる必要があること。
殴り合いのシーンが多くとも、
流血シーンが多くても、
残酷なシーンが多くとも、
観客が映画『東京リベンジャーズ』を好きになり、タケミチを応援したくなる。
そういう映画になっているのは、まさに、映画のど真ん中に北村匠海がいるからだと思います。
北村匠海がいなかったら成立していかなったかもしれない映画『東京リベンジャーズ』。
全編通して、北村匠海演じるタケミチの一生懸命さとピュアさが物語を支えてくれています。
北村匠海くんがどんな30代になっていくのかも楽しみです!
おしまい。
でもね、一虎、やっぱあれは本当にダメだったわ。
マイキーを喜ばせたくて、バイクを盗もうってどういう思考回路してんだよ。
お前がマイキーのことめちゃくちゃ好きだってのはわかる。でも、それは違うよ。
挙句に鉄パイプで殴りつけるって……
最終的にはバジまで……
「好き」の拗らせ方が異常だよ!どんだけ拗らせてんだよ、ばかやろう涙!!!!!