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映画『ちはやふる』|広瀬すずの一瞬のきらめきが刻まれた映画初主演作
映画『ちはやふる』3部作をprime videoで見ました。
主演の広瀬すずが、それはそれはかわいいです。
もちろん今もかわいいんですけど、今はもう完成された美しさじゃないですか。
皆さま、ここにありますよ!
広瀬すずの未完の可愛さ。
未完だからこそのあどけなさ。
彼女の一瞬のきらめきがこの映画の中に刻まれています!
「一瞬のきらめき」だと思うのは、216年に公開している『ちはやふる-上の句- / ちはやふる-下の句-』の広瀬すずと、2018年に公開された『ちはやふる-結び-』の広瀬すずがもう違うからなんです。
この間って2年しか経ってないし、もちろん出演者も「上の句/下の句」に外見を可能な限り寄せてるんですけど、やっぱり違います。
「上の句/下の句」の広瀬すずの、めちゃくちゃ可愛い中に微かに残る垢抜けなさ。素朴さ。
……それがいい!!!それが貴重!!!
特別ファンでも何でもないのですが、この瞬間の広瀬すずを記録していた映画があってよかった!それだけで価値がある!となりました。
そして、映画も面白かったです。
まさかの映画3部作。『ちはやふる-上の句-』(2016)、『ちはやふる-下の句-』(2016)、『ちはやふる-結び-』(2018)。
あらすじは第1弾の『ちはやふる』よりこちら。
綾瀬千早(広瀬すず)、真島太一(野村周平)、綿谷新(真剣佑)の3人は幼なじみ。新に教わった“競技かるた”でいつも一緒に遊んでいた。しかし、家の事情で新が故郷の福井へ戻り、はなればなれになってしまう。
高校生になった千早は、新に会いたい一心で“競技かるた部”創部を決意。高校で再会した太一とともに、なんとか5名の部員を集め、創部に成功。全国大会を目指して練習に励み、東京都予選に臨む。千早、太一、新、そして瑞沢高校かるた部の、まぶしいほどに一途な想いと情熱が交錯する、熱い夏が来る。
広瀬すずを堪能できることに間違いはないのですが、こちら同時にかっこいい野村周平も堪能可能です。
野村くんってあんなにかっこいい、可愛い男の子だったんですね。
最近の野村くんと言えば、ロン毛、ヒゲ、気だるげな雰囲気……で、正統派イケメンとはかけ離れた、どちらかというと個性派俳優のイメージだったんですけど、野村くんの太一かわいかった……!野村くんにこんなポテンシャルがあったのか!と衝撃でした。
ということで、原作は昔知り合いに借りて途中まで読んだくらいで、あまり原作をちゃんと覚えていない人間の感想です。
※この先は一部内容に触れますので、ぜひご覧になってから戻ってきてください!
青春一直線!ラブ盛りだくさん!
難しいことは考えずに楽しく見られる映画です。
まさにまるごと青春!
部活、恋、友情、勉強……高校生の青春の全てが詰まっています。
原作は全50巻の大作。
映画公開時はまだ完結もしておらず、これほど長い人気漫画を3部作(しかももともとは2部作、2部作目の公開時に続編の制作が決定)にまとめるのは、想像するだに大変だったと思います。
それでも、原作をあまり読んでいない人間からすると、とてもうまくまとめられていた印象です。
かるた部創設から地区大会優勝までが描かれた『ちはやふる-上の句- 』、1年目の全国大会の模様を活写したのが『ちはやふる -下の句-』、そこから2年後、千早たちが3年生になり、最後の全国大会へ臨むのが『ちはやふる-結び-』。
この流れもうまいと思います。後から決まった第3弾は前2作から撮影が2年空いてしまうことを物語にも反映して、出演者たちの成長に違和感を持たせない作りにしています。
物語のメインは競技カルタに取り組む高校生たちの青春ですが、同じくらい主人公たちの恋愛も主題になっているため、緊張感漂う競技カルタの雰囲気と、一途な恋愛模様との塩梅がいいです。
笑える部分と大人が見てもそのひたむきさに胸を打たれる部分、2人の魅力的な幼馴染から恋心を向けられてときめく部分とでメリハリもあり、テンポもよかったので、3部作もするっと見れました。
ちなみに、アラフォーになってもこんなこと言って本当に申し訳ないんですけど、映画をご覧になった皆さま、新派、太一派どちらですか?
途中まで太一もいいな、いやでも新も放っておけないな、でもずっと一途に千早を思ってる太一に幸せになってほしい、いや、新がやはり運命の人なのではないか……と私自身もユラユラしていたのですが、太一が東大を目指していると聞いて、遥か昔に失くした私の乙女心が一気に覚醒しました。
東大だと?!
しかも、東大理IIIだと?!!!
あそこまで競技カルタに真剣に取り組んで大量の時間を使いながら、コイツ(太一)東大理III目指してんの?!
っていうか、この学校のレベルがわからない……千早、あんまり頭良さそうじゃないのに(だって進路希望の紙に「クイーン」って堂々と書いてましたよ?)、太一は東大理III?選抜クラスだけ別なのか?
それにしたって東大理IIIを平然と目指せる奴がいるなんて、相当な進学校じゃないか?私が行ってた高校もちょい進学校で、選抜クラスもあったし、早慶あたりはごろごろ合格してる人いましたけど、それでも東大はいなかった。たぶん、受験した奴すらいなかった。
え、ってことは私千早より遥かに偏差値低いの?「クイーン」って書いてた千早のが頭いいの?千早もあんな風に見えて、実はめちゃくちゃ頭よかったりする?と微かに動揺。
しかも、カルタを続けるには学年トップを取ることが条件と親から言われていて、太一はそれをずっと守ってきたというじゃないですか。
千早のために。千早が好きだから、千早を喜ばせるために、千早と一緒にいるために。
はい、私100%太一派になります(挙手)。
千早とカルタをやるためにどれだけの努力を陰でしてきたのか。
人には24時間しかない。
その中で競技カルタの腕を磨き、千早のためにA級になり、遅くまで塾の自習室で勉強し、学年トップを取り続ける。
そこにどれほどの千早への想いがあったのかと思うと、もう太一派になるしかない。
すまん、新、なんか少女漫画のセオリー的に新のが相手役っぽいけど、私は太一派だ。
そして千早、お前のためにここまでしてくれる男は太一しかいない。
新によくわからん返事(あれ「天然」で済まそうとしてる?許さないよ?)をしてる場合じゃない。
太一のことをもっとよく考えろ。自分をずっとそばで支えてくれたのは誰かよく考えるんだ。
遠くの親戚より近くの他人。
遠くの新より近くの太一。
とっとと太一を好きになって、太一を幸せにしてやってくれ!!!!
と思ったラストでした。
おしまい。
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「結び」を見終わって急激に漫画読みたくなりました。太一派になったので太一の恋を見届けたい気持ちで……
にしても50巻、すごいですね。
うちの本棚に入るかな……←紙派
青春っていいですよね。