「哀れなるものたち」を観ました
本当にいい映画だった!
今までフェミニズムを取り扱った作品を観てきても「うーん?」ってなってきたんだけど、すごく腑に落ちたというか、スッキリしたなって思う。自分の語彙力が無さすぎて上手く表現できないや......
勉強しようとする女性を嫌がって攻撃するタイプの人っているよね、生意気だって思うのかもしれないけど、やっぱそれって自分の思い通りにならない、支配できないのが嫌なんだろうな
でもやっぱ勉強したいよね!新しいこと知るのは楽しいし、嬉しいよなあ!いいぞ!もっとやれ!ってなったよ
個人的な考えではあるのだけれど、女性が性行為をすることを批判するというか、性欲があるのが気に食わない?のかな、発散しようとするのが悪いことだっていう風潮があると思う。でも、この作品でそんなことはないって言ってくれたというか、ぼかして言うけど快感を得るためにする(包み隠さず言えなくてごめんよ)のを肯定してくれた気がする。それがすごく好きなところです
ゴッドのしたことは良いことではないよね。それは間違いない。でも起きたことってどうしようもなくてさ。それを許した上で、でもやっぱ悪いことだよな!ってするのが素敵でした
「冒険」だからと自由に行かせてくれるゴッドと、「冒険」と言って逃げ場のない船に乗せてしまうダンカンの違いよな。船の上で初めて(だと思う)自分に学ぶことの楽しさを教えてくれる人に出会って、世界が広がって......ダンカンの思い通りにはならなかった。むしろその逆だった。
あと!初め、ベラは歩き方が赤ちゃんの歩き方みたいだったんだけど、最後はごく普通の歩き方になってたのが成長を表してて何だかグッときました。
そして何より衣装が素敵!詳しくないから専門用語とかは使えないのだが、ふわっ!としてるのがかわいい〜!!色合いも素敵!!!娼館で働いてた時、普通に素肌が透けて見えていたけどエロさよりも綺麗が優ってたと感じました。もうね、美!って思った!
不完全なことを「哀れ」だと言うのではなく、それを許せない人が「哀れ」なのだと自分は思いました。
とっても素敵な映画でした!ありがとう!