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『人体大全 なぜ生まれ、死ぬその日まで無意識に動き続けられるのか(ビル・ブライソン/桐谷知未 訳/新潮文庫)』、読了。

 原題は、『THE BODY : A GUIDE FOR OCCUPANTS』

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 >第1章 ベネディクト・カンバーバッチのつくりかた
 >第2章 わたしたちは毎日皮膚を脱ぎ捨てている
 >第3章 微生物との「甘い生活」
 ・・・・・・。

 これらの章題に、興味をそそられたならば、是非、ご一読を。
 そうではない人に、もう少し語ると、本書は、『アメリカをかえた夏 1927年』、『人類が知っていることすべての短い歴史
』などの著書で知られる、アメリカ出身、イギリス在住のエッセイスト、ビル・ブライソンの最新刊(2024年09月、邦訳刊行)です。

 本書の魅力は、次の三点にある、と、俺は考えます。
 1.人体についての、知識(※図鑑的な、面白さ)
 2.その知識が得られるまでの、課程(※偉人伝的な、面白さ)
 3.著者の語り口(※名エッセイ的な、面白さ)

 自己を実験対象にした人、人を使った人。得られた結論が正しいか誤りか。たとえ、正しくても、それが、学会や、世間に広まるかどうか。そして、更に、それが改められ、または、修正されていく様子。
 人体と同じく、人間も、そうすれば良いとわかっている節制や運動をサボったりやり過ぎたりしてきたのだなぁ、と、思わされました。

 自分も、古いままだった知識(※例:風邪の際には、ビタミンCが良い)を、いくつか、アップデートすることが出来ましたし、本書の執筆されたコロナ禍より未来を生きる人間として、(この本の知識さえも古くなっていくのだろうな)と考えることができました。
 是非、”一人のヒトとして”、お読みください。

 おわり。

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gunparademarchist
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