gunparademarchist

2014年4月19日、利用開始。36歳(※当時) 無職シス男性(※出生差別、反対) AI学習、禁止。 TOEIC:755 (Listening 415 Reading 340) 中国語検定:準4級

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2014年4月19日、利用開始。36歳(※当時) 無職シス男性(※出生差別、反対) AI学習、禁止。 TOEIC:755 (Listening 415 Reading 340) 中国語検定:準4級

最近の記事

『The JOY LUCK CLUB(AMY TAN/VINTAGE)』、音読了。

 映画化もされた、エイミ・タンの、アメリカの小説。 中国から移住してきた母親世代と、アメリカで育った娘世代との、差異と共通点と違和と理解とを描く。 https://amzn.to/4hq11gO  タイトルの、『ジョイ・ラック・クラブ』とは、母親たちが、卓を囲みながら、麻雀と会話を行う集いのことを言います。  その名とは裏腹に、彼女らの人生は、歓び(ジョイ)や、幸運(ラック)とは縁遠いものばかりでした。  日本軍が攻め込んできた頃の中国は、戦時である、というだけではなく

    • 『THE THEORY OF DEATH(FAYE KELLERMAN/MORROW FICTION)』、音読了。

       アメリカの作家、フェイ・ケラーマンの、ピーター・デッカー&リナ・ラザルス・シリーズ、第23作(2015年。未訳)  日本では、東京創元社が、第12作までを、ハーパーコリンズ・ジャパンが、第18作、第19作を、それぞれ、邦訳して販売している、 ユダヤ教徒のリナがヒロインのシリーズ。  ・・・・・・と言いながら、捜査は、デッカーと、大学生のTyler McAdams (※以下、”タイラー”とします)が、メインで行う展開になっていました。  今回の、事件は、自殺のように思わ

      • 『世界SF作家会議(企画:フジテレビ/早川書房編集部・編)』、読了。

         2020年から三回(※出版時まで)、フジテレビ系列関東ローカルの深夜番組として公開された、オンライによる会合の様子をまとめた本。 https://amzn.to/4heQPro  YouTube 上には、ディレクターズ・カット的な動画が、アップロードされています。  参考:  自分が、本書の特徴だと感じた、3つの点: コロナ禍で行われた 世界から、ゲスト作家が、動画メッセージで参加もあった お題の前提を疑う、SF作家らしい態度 1.コロナ禍で行われた  オンラ

        • 『人体大全 なぜ生まれ、死ぬその日まで無意識に動き続けられるのか(ビル・ブライソン/桐谷知未 訳/新潮文庫)』、読了。

           原題は、『THE BODY : A GUIDE FOR OCCUPANTS』 https://amzn.to/3N4vXFd  >第1章 ベネディクト・カンバーバッチのつくりかた  >第2章 わたしたちは毎日皮膚を脱ぎ捨てている  >第3章 微生物との「甘い生活」  ・・・・・・。  これらの章題に、興味をそそられたならば、是非、ご一読を。  そうではない人に、もう少し語ると、本書は、『アメリカをかえた夏 1927年』、『人類が知っていることすべての短い歴史 』などの

          『Sabrina (Deborah Chiel /Pocket Books)』、音読了。

           モノクロ映画、『麗しのサブリナ』(1954年)のリメイクである、ロマンティック・コメディ映画『サブリナ』(1995年)の、ノベライズ作品(ああ、ややこしい) https://amzn.to/4eC4sic  まず、Wikipediaのストーリーは、結末までネタバレしているので注意。  ジャンルとしては、ニューヨークを、主な舞台にした、恋愛物語なのですが、イギリスから渡って来たお金持ちの一族、少女を大人の女性にするパリという街の華やかさ、といった、”アメリカ人から見た他

          『Sabrina (Deborah Chiel /Pocket Books)』、音読了。

          『The Sleeping doll (Jeffery Deaver / Pocket Books )』、音読了。

           皆様、こんにちはorこんばんは。雷で、いつ、PCが落ちるかと、冷や冷やしながら、この記事を書いております、破死竜です。  邦訳もされています、アメリカの作家ジェフリー・ディーヴァーによる、推理小説、リンカーン・ライム・シリーズ。  そのスピンオフであり、”人間嘘発見器”こと、キャサリン・ダンス捜査官が主人公のシリーズ第一作が、こちら、『スリーピング・ドール』でした。  タイトルにもなっている、”スリーピング・ドール”と呼ばれる”彼女”は、中盤まで登場せず、全体としては、

          『The Sleeping doll (Jeffery Deaver / Pocket Books )』、音読了。

          『LOVER AWAKEND(J. R. WARD /SIGNET ECLIPSE )』、音読了。

           邦訳もされている(※五作目まで)、米国の作家、J・R・ウォードの、 ロマンス小説、ブラック・ダガー・ブラザーフッド (<黒き剣の兄弟団>)シリーズ、第三作 (※二見書房での邦題は、『運命を告げる恋人』) https://amzn.to/4dDKDGN  現代を舞台にした、吸血鬼小説。毎回、主人公が異なるようで、この巻を初めて読んだのですが、特に、問題はありませんでした。  (※冒頭に、用語集、あり)  この巻の主人公は、貴族の娘、ベラ(Bella )と、 <兄弟団>の

          『LOVER AWAKEND(J. R. WARD /SIGNET ECLIPSE )』、音読了。

          『新版◎小説道場、第4巻(中島梓/光風社出版)』、再読了。

           やおい小説の大家、というか、始祖の一人が、”近頃の明るくらぶらぶなやおい”を認められない老大家に堕ちる、シリーズ最終巻。  ・・・・・・というわけで、全般的に、感情的な文章になりますので、注意。 https://amzn.to/4bTiR7G  まず、”若い女性”が嘗められる時代があったこと、だからこそ、ヤオイの語源(と言われる)、ヤマなし、オチなし、イミなしが、存在した、という歴史までは、悲惨なれども意味と役割に縛られ、自分では合理的だと思い込んだ男性思考へのアナーキ

          『新版◎小説道場、第4巻(中島梓/光風社出版)』、再読了。

          『A WORLD OF THIEVES (James Carlos Blake /Perennial )』、音読了。

          https://amzn.to/3Yi6HCx  邦題は、『無頼の掟(加賀山卓朗[訳]/文春文庫)』。  ジェイムズ・カルロス・ブレイクの描く、犯罪活劇。  あらすじ:  舞台は、禁酒法時代の、アメリカ南部。 強盗として生きる、叔父二人に憧れ、少年ソニーは、やがて、彼らと三人での盗賊団となっていく。  しかし、拘置所で、誤って警官を殺してしまったソニーは、脱獄後も、その父親、ジョン・ボーンズに追われることになるのでした。  読まれる前に、お伝えしておきたいことは、以下の

          『A WORLD OF THIEVES (James Carlos Blake /Perennial )』、音読了。

          『ひとりだから楽しい仕事 日本と韓国、ふたつの言語を生きる翻訳家の生活(クォン・ナミ/藤田麗子=訳/平凡社)』、読了。

           ”30年間に、300冊以上の本を翻訳”、という経歴が、まず。素晴らしい、韓国を代表する、日本文学の翻訳家のエッセイ。 https://amzn.to/3zVLTGw 日本(の翻訳家たち)と似ているところ: >インターネットがなかった時代は、一日の仕事量が本当に多かった。200字詰め原稿用紙で600枚程度の本なら、半月あれば訳せた。一カ月に原稿用紙1000枚分ぐらいを訳してやっと世間一般の月給ぐらいになるので、長年ずっと目標は100枚だった。  翻訳だけで、食べて行くの

          『ひとりだから楽しい仕事 日本と韓国、ふたつの言語を生きる翻訳家の生活(クォン・ナミ/藤田麗子=訳/平凡社)』、読了。

          『Stealing SHADOWS (Kay Hooper /BANTAM BOOKS )』、音読了。

           アメリカの、ベストセラー作家、ケイ・フーパーの、 Bishop/Special Crimes Unit シリーズの中の、 シャドウ・ファイル トリロジーの、第一作。 (※邦題は、『シャドウ・ファイル/覗く』、ハヤカワ文庫、です)  長々と説明しましたが、要するに、サスペンス小説です。  邦訳の版元の早川書房さんが、絶版の本はHPに掲載しないので、俺が英文から読み取ったあらすじだと、このようなお話でした↓  殺人者の心を覗くことのできる超能力者、キャシー。LAで警察の捜査に

          『Stealing SHADOWS (Kay Hooper /BANTAM BOOKS )』、音読了。

          『テスカトリポカ(佐藤究/角川文庫)』、読了。

           >選考委員・宮部みゆき氏「直木賞の長い歴史の中に 燦然と輝く黒い太陽」 https://amzn.to/3xEmPmM  第165回、直木賞受賞作を、文庫で、再読。解説や、あとがきなどの、追加はありませんでした。  それでも、傑作であることに、変わりはありません。  あらすじ:メキシコのカルテルに君臨した麻薬密売人(ナルコ)のバルミロ・カサソラは、潜入先のジャカルタで日本人の臓器ブローカーと出会う。  川崎で生まれ育った少年・土方(ひじかた)コシモは、バルミロに見いだ

          『テスカトリポカ(佐藤究/角川文庫)』、読了。

          『いもうと物語(氷室冴子/新潮文庫)』、読了。

           昭和40年代の北海道。鉱山の時代が終わらんとし、東京”とかいうところ”ではオリンピックがやっているせいで、うちに3つしかないTVのチャンネルが全部同じ内容になったり、”とうきび”の畑に入って怒られたり、家には初めて石油ストーブがやってきたりする。そんな日常を過ごす、小学校四年生のチヅルは、歌子お姉ちゃんを持つ、わが家の”いもうと”だった。 https://amzn.to/3RJms17  汽車と電車が両方あって、ローンじゃなく”月賦”と呼び、母親が仕事に出ると珍しがられ

          『いもうと物語(氷室冴子/新潮文庫)』、読了。

          『野球が好きすぎて(東川篤哉/実業之日本社)』、読了。

           プロ野球をテーマにした、ユーモアミステリ。 元々は、”高校野球”をテーマにした、アンソロジー用の短編から始まった、という、ちょっとズレたところもありました。 (※というわけで、この記事の画像も、あえて、マツダスタジアム・・・・・・、ではなく、由宇駅のそれですw) https://amzn.to/3VUyG9z  >――だけど、新井の背番号って28だったかしら?  謎解き役を、カープファン、語り手を、ヤクルトファン・・・・・・、の刑事を父親に持つだけで、特に野球ファンで

          『野球が好きすぎて(東川篤哉/実業之日本社)』、読了。

          『麻雀漫画50年史(V林田/文学通信)』、読了。

           全500P以上(※索引などを含めず)、2,400円(※税別)の大資料本。 https://amzn.to/45X8ajv  一度、同人誌として販売したものを、大幅な改稿と再編集を加えた一冊。 その甲斐あって、10年の調査期間が、正確さや、追加情報の濃さを増し、 読み応えのある内容になっていました。  この本を読むことで、知れる内容は、主に以下の三つでした。 ・どんな、麻雀漫画が、あった&あるのか ・エロ漫画よりも低い扱いをされることさえあった麻雀漫画が、 なぜ、一時は

          『麻雀漫画50年史(V林田/文学通信)』、読了。

          『家族狩り オリジナル版(天童荒太/新潮社)』、読了。

           (※帯、より)  >血の海に沈む家庭 破滅への電話が鳴り響く  声の主は、一か皆殺しを宣言して受話器を置いた・・・・・・。  あまりにも残虐過ぎる連続殺人、ページを捲るごとに満ちていく狂気。  迷える子どもらに救いの日は訪れるのか? https://amzn.to/4eEPNDR  グローバリズムが、反動としての、自国第一主義を流行らせたように、多様性が口に登るようになると、かえって、個々の家庭の”あるべき姿”は、狭く固く絞られてしまう。  世帯が孤立するからではなく、

          『家族狩り オリジナル版(天童荒太/新潮社)』、読了。