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声に出す、意味。
これから住職になるキミへ。
昨年の11月より、月額300円のnoteを始めて4ヶ月目に突入した。
私の住職人生での経験。楽しいことも辛いことも、また、普段頭の中にあることを置いておく場所として。
この、note定期購読マガジンは開始するにあたりnoteの運営審査がある。
まずこの審査が通るのか。そりゃ少しの不安もなかったと言えば嘘になる。
だって、「これから住職になるキミへ」だよ。
そんな人、ほとんどいないでしょう。マガジンタイトルだけ見て、「私、住職にならないから読むのやめよう」ってなるかもしれない。
でも、「これから住職になるキミへ」
このタイトルがパッと浮かんじゃった。パッと気に入っちゃったから、そのまま審査に通してみた。
数日の後、審査通過の連絡が入った。やったぜ。
でも、すぐに次の課題。
はたして、読んでくれる人がいるのだろうか。
不安や悩みは、解消しても解消しても、次から次へとやってくる。
(仏教では悩みは尽きないって教えるよ!まさに!!)
すぐに購読された。ひとり、またひとりと。
購読されたら、次は、楽しんでもらえるのだろうか、だ。
その不安も、またすぐに解消された。
読むの楽しかったです。
更新、楽しみにしています!
note読みました。お身体に気をつけてくださいね。
その一言一言が嬉しくて、ありがたくて、支えになって。
今日もnoteへ綴ることができています。読者の皆さん、ありがとうございます。
声に出すことは、非常に大きな意味がある。
声に出すっていうのは、自分の考えや想いを相手に伝えるってこと。
感想を伝えてくれた方もそうだし、この場に綴る私もそう。
気持ちや考えを声に出している。
声に出すことは、リスクもある。声を大きくすればするほど、眠れる獅子を起こすかのごとく、必要のない批判や罵声を浴び、叩かれることもある。このマガジンだって、全く知らない人に「住職業でお金儲けをしている」って叩かれたこともあった。
けれど、繰り返し言うよ。声に出すことは大切だ。
人を傷つけることは言っちゃいけない。でも、それ以外は声に出そう。
声に出すことはすごくエネルギーを使う。でもね、その声に出すエネルギーは、届いた人の活力になるのだ。無駄にならない。贈り物。
私は、6年前のある日突然、住職になった。
「住職のやり方」なんてネットで検索しても出てこない。
頼るべき父(前住職)は亡くなった。
亡くなったからこそ、ある日突然、住職になった。
私はガムシャラに、ひたむきに、必死に、他を顧みず、懸命に、無我夢中で住職を「独学」した。
そう、独学だった。独学住職。いいね、この響き。好き。
その時を振り返って思う。こんな思いをする人を一人でもなくしたい。
全国のお寺は約8万ヶ寺。これだけお寺があったら、この先、私のような境遇の人もきっと生まれるはずだ。
私が経験した、辛いことも、楽しいことも、頭の中も、ぜーーーんぶ記して、読んでもらおう。ちょっとでも経験の足しにしてもらおう。それがマガジンを始めたきっかけだ。
なぜ月額300円?
それはね、有料にすることで「本当に読んで欲しい人に届けるため。」
そりゃもちろん、無料の方が多くの人の目に触れる。わかってるよ、そんなこと。
でもね、その分、批判も大きくなるかもしれないし、誰が読んでるかわからないところにあまり普段見せないような話はできない。後ろめたいことがあるわけじゃないんだけど、なんとなく伝わるかな。
それと、もうひとつ理由がある。
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これから住職になるキミへ(廃刊)
2024年11月廃刊です。
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