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文化創造クッキング、その2〜着物が辿った歴史から、お寺の行く末を考えてみる〜
いま着物は凄く特別になって、着る機会もグンと減って、たくさんの人に着てもらおうと思ったら、いろんな動機にアプローチするのはありなんじゃないか。「モテ服」とか洋服にはそんなアオリをつけるのに、なんで着物だとダメなんだろう。いつからこんなに背筋が伸びてる人のための着物になったんだろう
— すぴかあやか(角田綾佳)@キテレツ (@spicagraph) July 3, 2019
着物は特別なもの。
着る機会もグンっと減っている。
これは疑いようのない事実だ。
着物を着る機会といえばいつだろうか。そうだ、例えば成人式。お葬式も、と言いたいところだが最近の喪服は、ほとんど洋服だ。そして着物を着るとしても女性が多いよね。特別な時に着る服、それが現代の着物。
当然ながら、洋服が主流になる前の日本では、和服(着物)が主流だったわけで、それは男女問わず着物をきていた。今でこそ、着物を着ている人をみると、背筋が伸びていてカッコいい。だから、着物を日常的に着るひとは「姿勢が良い」と思えるのだけれども、昔はみんな着物をきていたのだから、そりゃあ姿勢の良い人もいれば、腰の曲がった方も着物を着ていたはずだ。老いも若きも、老若男女着物を着ていた時代がある。
では、なぜ、着物を着なくなったのか。
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