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黄金のラブレターに価値はあるのか?

そんなことを考えている今日この頃。

住職となり早6年が過ぎた。

6年前のある日突然住職となった私は学生だった。学生住職。

学生住職という響きが好きだった。


私は京都 龍谷大学大学院実践真宗学研究科に在籍していた。

そこの学生の多くは、僧侶だ。学生僧侶。

学生僧侶の肩書はキャッチーで、新聞やテレビなどのメディアはここの学生を取り上げるときには「学生僧侶が企画!!」なんて見出しをつけていた。学生僧侶も世間的には珍しいもんね。

そこでだ。学生僧侶だった私はある日、レベルアップ?した。学生住職。

よりキャッチーだと思わないか?

しかし、意外にも、この肩書きがメディアで使用されることは、一度もなかった。学生住職。無念。


さて、今日のお話は「黄金のラブレターに価値はあるのか?」というテーマ。

ラブレターを書いたことのある人なら首がもげるほどに頷くことだろう。ちなみに私は書いたことがない。ラブレター。

もしかすると「黄金のラブレター」問題は、住職となって一番初めに相対した強敵だったかもしれない。初のボス戦って感じだ。


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2,185字

2024年11月廃刊です。

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