人が人間として生きていくために、最も大切にしていかないといけない事
10月2日の記念日【国際非暴力デー】
2007年の6月に国連総会で制定された国際デーの1つです。由来は、インド独立運動の指導者で、非暴力を説いたマハトマ・ガンディーの誕生日からだと言う事です。インドでは「ガンディー記念日」という国民の祝日になっています。
人間が動物と最も違う事は何か、という話を昔聞いたことがあります。
人間は「人」という動物だったけれど、言葉を獲得し、考える力=理性を獲得することで、「人間」になのだと。
その時話をしてくれた人は、続けて、
理性でもって考えて生きる人間が最も忌避すべきことは何か。それが暴力だと、話してくれました。
他の動物同様に人間にも本能的な暴力的衝動が間違いなく存在していて、
でも、それを想像力や判断力といった理性でコントロールし抑えることが出来る。
だから人間は、それを自分たちの特性として誇りに思わなくてはならない。
そして暴力ではない方法で、よりよい未来を作っていかなくてはならないんだと。
奇しくもこの2022年は、国内でも、他国でも、暴力による大きな事件が起こってしまいました。
それは絶対に忌むべきことで許してはならないことです。
一方で、暴力の定義もより深く考えなくてはならなくなっているように感じます。
傷を負う、血が流れるものだけが暴力なのか。
心に傷を負わせる言葉は、相手の精神を追い詰める態度は、暴力ではないのか。
これからを生きる私たちが、一人一人、理性を養って人間として考えていかねばならない問題。
そう思います。
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