仕事人間
お久しぶりです。
現在妊娠34週、あと少しで出産というゴール、かつ、育児のスタートの日がやってくる予定です✨
現在、休職して家事以外にほとんどする事がないので、色々と考え事が増えています。
私は、小中高校生までは、本当に人生に『テーマ』と言えるものがなくて、家庭の悩みやそれなりの思春期の悩みを持ちつつ、人並みに恋愛し、授業はサボることもあり、反抗期も経由して、19歳になりました。なりたい職業はありましたが、それは『唯一の』職業という訳ではなく、看護師や保育士、パティシエなど様々でした。
しかし母の巧みな技で医学部受験してみるか、という気になり、医学部を受験し、なんとか合格、そして医者になったのです。(超巻いて説明すると)
医者は、医学部の6年間という長い学生期間があるんですよね。といっても実習は度々あり、本だけ読んでる訳ではないんですが(看護師さん達、医学生は本読んでるだけだと思ってる人多くてびっくりしたので笑)。その後、研修医2年間を終わらせ、ようやく『研修医ではない』医者になります。私自身は、2年間の研修医期間は仕事のスケジュールはキツいものの、看護師さんとワイワイ過ごす時間もあり楽しかった気がします。
ただここから、キレッキレの生活に変貌するので、当時『人生において仕事とは?』なんて考える時間はなかったんですよね。朝から夜中まで働き、また朝になり出勤する毎日。出勤後は回診しカルテを書き、外来やICU、救急外来、カテーテル検査治療の助手などに暇なく呼ばれ、トイレ休憩が出来ない事はしばしばで、お昼ご飯休憩はあっても平均10〜15分程度で運がいいと先輩と30分程ゆっくり休憩出来る事もありました。ただ本当に、『仕事って何だろう?』と考える暇は無かったですし、(帰宅しても病棟看護師さんから相談の電話が日常的によく入るので、家でも休む暇はなく)なんならそれが当たり前で、美徳くらいに思っていました。そして自分と同じ様に『仕事とは』なんて考える事もない人間と、考える人間は、少し話せば見分けられる様にもなっていた気がします。
私と同じく、仕事とは?等と考える暇もない若手医師時代を過ごした上司からは、よく『頑張ってるね‼️』と声をかけられたりしました。私は、これでいいんだ、と益々仕事人間度がアップしていました。
何気ない上司の言葉で、仕事人間は、レベルアップするみたいです。
今は妊娠により非常勤勤務医を経て産休に入り、まったりした(体の変化でイライラしてしまう事も沢山ありますが)ライフを送っています。
『仕事人間、万歳!仕事人間な娘が、自慢だった!』私の母とは、いまだに、もう数ヶ月に及び、距離(物理的にも精神的にも)をとっているので、実母に大きなお腹を見せる事もなく旦那とまったり過ごしています。
赤ちゃんというのは、胎児の時からサーカディアンリズムを作ろうとするらしいです。
なのでこれから朝活(洗濯機のスイッチオンと朝食)してきます🌞(気になると掃除も始まります)