これをやめて子供が話をしてくれるようになった
勇気づけコーチのみさです。
減点主義って知ってますか?
私は、子供の出来てないところが目について仕方なかったです。
宿題をすぐにやらなかった。
門限を守らなかった。
食べ物の好き嫌いをした。
友達にキツイ言い方で迫っていた。
そんな、できてないところ、不足してるところ、を見つけてそこを何とかしようとしていました。
スケジュールを管理したり、勉強を一緒にやったり。声掛けをしたり。
「子供を褒めましょう」
と言われても、褒めるところってあるの?くらいに出来ないところが目についてました。
そして、これ、子供に対してだけではなく、自分自身にもやっていました。
あ、ココ、ミスった。5点マイナス。
ココでうまく答えられなかった。10点マイナス。
今日はイマイチな一日だった、15点マイナス。
数年前の私はもろ、これでした。できなかったこと、至らなかったところを数える毎日。
「まだまだな私」でした。
まだまだな私が、まだまだな子供を育てる。
そんな毎日でした。
ですが、数年前にアドラー心理学とコーチングを学んだとき、減点主義をやめようと思ったのです。加点主義に変えようと思ったのです。
なぜって、減点主義ってしんどいから。
減点主義にしなくて加点主義にしてもなんにも問題ないって分かったから。
そして、減点主義で子供を見るのは愛情ではなくて「勇気をくじく」ことだったんですよね。
「あなたのここが不足している。」
「ここが至らない。」
こんなことばかり言われていたら、イヤになります。前向きにやる気に・・・ならないですよね。
お伝えする立場に立って思うのは、自分責めをしている人がとっても多い。ということ。
先日講座を受けた受講生さんが自分責めについて感想をくださいました。
減点主義をやめて、加点主義でみるようになったら、良いところ、できているところをだんだんと見つけられるようになってきました。初めは良いところなんて無い、って思ってましたが、あるんです。たくさんあるんです。
だんだんと見つけるのもうまくなっていきました。
人のいいところを見つけるスキルは同時に自分のいいところを見つけるスキルでもあります。
宿題をやるために後で時間をとっていた。
門限を守らなかったけれど、その後、テキパキとやることをやっていた。
好きなものだけだったけど、しっかりご飯を食べた。
子供のできているところを見つけていくと、自然とそんな声掛けになっていきました。
「まだやってないの?早くやりなさい」
ではなくて「大丈夫、自分で考えられるでしょ」と見守る。時々「こういうところを頑張ってるな、って思うよ。」と伝える。
そうしていくと、子供とは平和な関係になっていきました。
自分の気持ちをよく話してくれるようになりました。
勇気づけってまずは自分から。そして、家族から、もっと周りの人へ。
一緒に学んでみませんか。