『サンタが来なくなった日。僕と息子は大泣きした』
★初NOTE投稿★
はじめまして。
親子と未来を創る塾『創』塾長・NPO法人奈良情熱学校 理事長の田中章友【ニックネーム:とと】です。
9年前にブログに書いて大きな反響をいただいた 僕のサンタ論。
毎年この時期になると、忙しすぎてこの時の気持ちを忘れかけている自分自身のためにも、シェアしています。
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『サンタが来なくなった日。僕と息子は大泣きした』
ちょっと長い文章になります。
クリスマスを1日過ぎた昨日26日の朝、
ものすごい感動を味わったので、ブログを書きます。
去年まで我が家にはサンタさんは来てくれていました。
「心の中で信じている限り、サンタさんは来てくれる。
信じられなくなって、もしもサンタさんが来なくなったら、
お父さんがプレゼントをあげよう。」
と息子には話していました。
25日の朝目覚めると、
息子の大喜びの声が聞こえ、幸せなあったかい空気を、
サンタさんからプレゼントされる。そんなクリスマスの日。
ところが、息子が小6の今年、サンタさんは我が家には来てくれなかった。
数日前から、周囲からサンタは親だと言われまくっているためか、
3万円もするゲームカードをサンタさんから欲しがったり、
「とと(僕のこと)に言わなくてもいいはず。
サンタにお願いしておくから。」
などと妻にこれ見よがしに言ったり。。
あきらかに、『サンタは存在しない。実は親だ』 と、
思い込んでいる様子。
24日の夜から体調を崩して、25日一日中寝込んでいた息子。
26日の朝、僕の顔を見るなり、
「サンタが来なかった・・・」と、つぶやく息子。
僕 「●●●(息子の名前)が信じなくなったから、来なかったのかなぁ。」
それを聞いて、大泣きした息子。
僕は息子に真実を話した。
サンタ=僕 だってことを。
「周りの子から聞いて、知ってたんやろ?
だから、むちゃくちゃな高額カードを頼んだんやろ?」
って聞くと、
息子はうなづきながらも、実は心の底では、
「サンタさんは いるかもしれない。
ととが言っていたように、
信じなくなった友達には
親が渡しているかもしれないけれど、
信じていれば、本当にサンタさんが
来るかもしれない。 きっと 来る!」
・・・って信じていたらしいのです。
そう聞いて、
もう かわいくて、けなげで、 そして こんな純粋な子に育ってくれた嬉しさで、
たまらなくて、 僕は大泣きした。
そして、続けて、僕の想いを 真剣に話した。
去年までは、僕ら夫婦が、本当のサンタのつもりで、
愛する息子がワクワクしてサンタを待ち、
朝起きて驚き、喜ぶ顔を見られるとき、
僕らはとっても嬉しくて、その感動はサンタが僕らにくれたものだということ。
これまで、決してだましていたわけではなく、
本気で、息子にとってのサンタになって、
がんばっている息子に感動をあげたくて、喜ぶ顔を見たくて、プレゼントを贈ってきたんだということ。
親以外のサンタの存在を信じなくなったら、
もう僕らはサンタにはなれないから、
これからは親として、息子に、
変わらない愛情をもってプレゼントを贈ること。
そういったことを、心を込めて話した。
親や大人が真剣に話したことは、
子どもはいつまでも、真剣に受け止めているものだ。
大人が思っている以上に、子ども達は、純粋にその心を受け取る。
子どもが純粋に受け取れなかったとしたら、
それはきっと・・・
大人の語る心に、 もしくは子どもを捉える大人自身の価値観に、
余計なモノが混ざっているから にすぎないのだろう。
素敵な子どもを授かった奇跡に、 本当に感動・感謝した瞬間でした。