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5歳のとき、はじめて手に入れた自分だけのカード:図書館の思い出

こんにちは。ととです。
5歳のとき、家から徒歩5分の距離に図書館がオープンしました。
さっそく図書館へ行き、利用者カードを作ってもらいました。
〈このカードは自分だけしか使えないんだ!〉と思うと、なんだかとてもうれしかったのを今も覚えています。

それからは、幼稚園から帰ると図書館へ行き、靴を脱いで過ごせるくつろぎスペースの端っこを陣取り、絵本をたくさん読んでいました。

くつろぎスペースはガラス張りになっていて、外の道路に面しています。
仕事帰りの母が、くつろぎスペースで絵本を読む私を見つけると、ガラスをコンコンと叩きます。
母に気づくと、私は急いで絵本を片付け、慌てながら靴を履き、外にいる母と一緒に家に帰る、ということが何回もありました。

そのころは、『うちのなまくらさん』というねこの絵本が大好きで、何十回も読んでいました。
私がねこ好きになった原点は、そこにあるかもしれません。


小学生になると、児童書コーナーでたくさんの本を読んでいました。
かいけつゾロリがとくに好きで、置いてあるシリーズ本を何回も何回も読んでいました。
『かいけつゾロリのチョコレートじょう』では、チョコの当たりを見つける方法がとても斬新で、「ゾロリすごい!」と感動しました。
幼い私にとっては、人生で初めて目からウロコが落ちる体験でした。


中学生になると、『ハリー・ポッター』や『ダレン・シャン』など、長編ファンタジーにのめり込んでいました。
あるとき、『これは王国のかぎ』という本を読み始めたら、先の展開が気になり、朝から夜にかけて一気に読んだこともありました。


図書館に通っていた日々を思い返すと、思い出がつまった場所でした。
小さい頃から、そして今も、私のたいせつな居場所のひとつです。
これからもたくさんの本を読んで、いろいろな世界に出会いたいですね。

読んでくださり、ありがとうございます。

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