社会復帰するまで12

こんにちは。昨日ブログを書くと言っておきながら、撮影で疲れてすぐに寝てしまいました。最近サボりがちなので気を付けます。


さて、チャラい小栗旬が出すリハビリメニューの過酷さに、全身が筋肉痛の毎日を送っていました。

一日のリハビリ時間は約1時間、以前の病院よりも格段に時間が増え充実感が少しだけ芽生えてきました。

ほぼ筋トレのようなメニューを1週間程度こなすと、腕の筋肉が以前よりも盛り上がってきているのが実感できました。


着実に成果が出ている!!


目に見える結果に気分はアゲアゲ(死語)になっていました、と同時に少し疑問も湧いてきました。


なんか、やたら上半身ばかり鍛えてないかな?


特に深く考える事もなく、その疑問を小栗旬にストレートに伝えました。

『あのさ、なんか腕ばっかり鍛えてる気がするんやけど?』

すると彼は即答で、

『当たり前やん!車椅子からベッドに移ったり車に乗ったりする時に、自分の体を持ち上げれんかったら困るやろ?今はその練習をしてるんやで。』


あ、なるほど…

今しているリハビリは、僕が車椅子に乗る前提でのメニューだということをその時理解しました。

【そうよなぁ…仮に退院しても車椅子生活かぁ…】

口には出しませんでしたが、明らかに不満げな、不安そうな顔をしてたんでしょう。その顔を見たY先生が…

『あのさ、ぶっちゃけ聞くけどtoshiはどうなりたいん?』


『歩きたいかな。』

脳内でフィルターを通すこともなく、質問に対して反射的に答えました。

『これはぶっちゃけた話やねんけど、リハビリ中にもし転倒してケガさせたら俺らPTは始末書出さなアカンねん。やっぱりそういう理由もあるし、医学的にもまずは車椅子に乗せての生活を優先するんよ。ただ俺個人の意見としては、toshiは年齢的にも歩ける可能性はあると思う。保証はできんで?それでもよかったら1回挑戦してみるか?』


珍しくマジメに話すY先生の話を聞き、自分なりに決断しました。

『分かりました。じゃあもしリハビリ中にケガをしても、一切始末書は提出しなくていいです。自分の不注意でこけたと申告します。だから、歩いて家に帰れるようにして下さい。』


『オッケー!じゃあ明日から、かなりキツイメニューにするから覚悟して!それと、俺が他の患者診てる間も横でトレーニングしなさい!分かる?飯の時間以外はこの部屋でずっとトレーニングやぞ。』


…へ?

要は1日8時間のリハビリ……マジで?


やっぱり車椅子でよかったかなぁと悩みながら、なかなか寝付けない1日が終わりました。


続きは明日、頑張って書きます。

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