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【140字小説】Stairway to Heaven(140文字)

「年末のご予定は?」

理容師の梨花が、自分が髪をカット中の男に聞いた。

「田舎に帰省かな」

「九州とか?」

「え?そ、そうだけど」

「十年ぶりだよね」

「え?」

「ならお墓参りね」

「え?」

「あなたがボロ布のように捨てた娘のために」

「え?」

「覚えてない?私はその娘の友達。フフ。やっと見つけたわ」

年末だし髪も長くなったのでへアカットに行きました。理容室はへアカットだけじゃなくて、シャンプー、髭剃りとかもやってくれますが、頭から肩にかけてのマッサージが楽しみです。天国ですよね。最高〜😚

気持ちいーなーと思いながら、ふと、このシチュエーションが地獄に変わるとネタになるかなと妄想したらできあがったのが今日のお話です。

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