またまた荒れそうな話

 最近、政治家の不正だとかそういった記事が多い気がする。不正をするのは悪い奴だ、というのはそうかもしれないが、私としては少し思うところがある。

 最近はCovid-19の流行による緊急事態宣言によって外出自粛が続けられ、皆に不満が溜まっているのはわかる。だからこそ、政治家の不正だとか、あるいはちょっとしたミスでも必要以上に叩いているように思う。
 さらには最近、メディアで報道される内容が他人を攻撃するための記事ばかりな気がするのだ。こういう暗い時くらい明るいニュースが見たいものだと思う。もしかしたら私自身が明るいニュースを見逃し、暗いニュースに過剰に反応しているだけなのかもしれないが。

 中学、高校で歴史を学ぶとメディアや政府に国民が煽動され過激な行動を取り始めたり戦争になったりということを学ぶ。私は正直、それを学んでも何故煽動されるのか、馬鹿ではないのかと心底見下していたのだが、今の私を見ると、私も私自身が見下していた奴らと同じ穴の狢なのだと思える。現在のような国民に不満が溜まっている時、時代が時代なら戦争を起こしているのだろう。いや、今回もそうなのかもしれない。もしかしたら、これから……なんて考えると恐ろしいものだ。
 私は高校生の時、情報の授業があり、インターネットのリテラシーについて学んだ。この授業は必修だったのだが、今の時代には必要なものだろうと思う。戦争について、メディアがよく叩いているのは政府だが、調べてみると、民主主義国家が戦争を起こす時は国民が戦争を望んでことも多いのだ。
 私は戦争は絶対に無くなることはないと思っているし、自衛隊反対!とかそういうことを言いたいわけでもない。私が起こらない方がいいというのは確かだと思うが、戦争反対!と言っているだけではメディアや当時の政府に煽動された罪や教訓を無駄にしているように思えるのだ。

 これからの時代は情報量が増え、メディアリテラシーがますます重要になってくると思う。そういう時代において、我々国民が過去から何ら成長していないのでは痛い目に遭うと思う。
 情報の取捨選択について、若い世代は学ぶこともあるだろうが、私としてはもっとちゃんと学ぶべきだと思うのだ。若い世代だけでなく、年配の世代もだ。

 今回は政治的主張のようになってしまったが、これは必要なことだと思う。メディアとは真実を写す鏡ではないのだから。人が関わるかぎり、必ず情報とは歪むのだ。
 

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