囲碁のルールを初心者にどう伝えたらわかりやすいか、と考えた時に、日本ルールだとわかりにくいということに気がついた。日本ルールだと、石を取るという行為について、「空間を囲うゲームだけど石を囲むと石を取れるよ」と言うしかない。しかし、古代のルールに近いとされる中国ルールであれば、その行為を説明しやすい。 中国ルールでは、自分の囲んだ陣地(地)のほかに、自分の石の数を数える。囲碁というのは本質的には相手よりも多く盤上に石を置いたほうが勝ちというゲームなのだ。 相手より多く石を置
続きをアップしようと思う。前回は白番の相手が優勢を築いた場面で終わった。 焦った私は左下の構えが立派なところへ突入したが、これはただの焼きもちであるからマネしないように。 このように左下は結局持ち込みとなってしまった。黒は▲から白へと攻撃を仕掛けるほかない。しかしここで私は勝手読みをしていた。 黒のキリから1へ次ぐ強硬手段がコウ条件だが成立すると考えていたのだが、白は4と打つことはなく、 白1子をついでいて良い。黒5子が落ちていて、白の種石も白8と逃げれば捕まることは
かなり投稿をさぼってしまった。ネタが尽きたためだが、最近小さい頃からの趣味である囲碁への情熱が再燃してきたので幽玄の間での六段戦を振り替えってみようと思う。 六段と言っても期待してもらっては困る。へぼ碁注意だ。 私は黒番。小目にかかってきた白を三間バサミし、白がO-16にかけてきた場面。この白の打ち方は黒の注文通りで、私はこの黒1を前から打ってみたかった。中国の囲碁AIである絶芸が打ち始めた手だったと思うのだが、これは白を壁攻めしてしまおうという厳しい意図がある。 普通
私が一人暮らしをしている部屋は、線路のすぐ近くであるため、夜中でも電車の音が聞こえてくる。しかも、最寄駅を通る電車の本数が多いからか、結構頻繁に聞こえてくる。 夜中でも電車の音が聞こえてくるというのはうるさいだろうと思っていたのだが、意外と気にならないということに今の物件で二ヶ月程過ごして気付いた。 電車の音というのは車のエンジンが鳴らす重低音ではなく、鉄道特有の高めの擦れた音がする。私は鉄道オタクではないのであまり電車について詳しく語ることはできないのだが、ここ二ヶ
本日の天気は雷雨だった。雷雨なんてずいぶん久しぶりな気がするのだが、雷雨は夏に多いからなのだろう。 今日は朝から食欲が無くて何も食べずにいたために倒れて寝ていたところ雷の音で目を覚ました。 夏でもここまでの雷雨というのは珍しいのではないか、というくらい空がピカピカと光っていたし、音がうるさいくらいだったのだが、私として停電が非常に心配だった。もしもパソコンを使っているときに停電が突然起こってデータが……なんていうことは今時は無いとは思うが、少し心配になるものだ。 世の
最近、Apple Musicに手を出した。私は音楽プレーヤーのようなものは今までは全く興味がなかった。というのも、私はさほど音楽に興味がなかったのだ。 中学生くらいの頃には、ボーカロイドの曲を聞いてはいたが、音楽を聴けるような道具を中学に持ち込むわけにはいかなかったし、高校生になってからは音楽そのものの興味が薄れてほとんど聴かなくなった。 だが、少し前の記事でも書いたが、私は最近「四月は君の嘘」という題名のアニメを視聴し、どハマりした。このアニメは内容はもちろん素晴らし
今更ながら、本当に恥ずかしながら、私は最近青空文庫の存在を知った。最近はネットで有名作品を読める時代なのかと驚いている。 高校生というのは、国語の授業で高瀬舟だとか、舞姫だとかをやるらしい。私は元々在籍していた高校を鬱病によって退学し、定時制の高校に入り直したために単位の取り方が自由になり、私は国語を取らなかった。そのためそういった有名作品を授業で学んではいない。本日、私は教養の差を感じることとなった。 だが青空文庫にて多くの作品と出会えるのであれば、コロナ疲れが溜ま
私は恋愛もののアニメを見てから数日は恋愛というものに憧れを抱くようになる。それは、私が恋愛の経験をあまりしてこなかったからなのだろう。 私自身、あまりモテなかったというのは事実だし否定することができないのだ。だが私は女子との関わりが無かったわけではなく、むしろ結構あった方ではないかと思う。だが私はとても良き友達や友達以上にはなれても決して恋人にはなれない人種だった。 モテる人というのはモテるための努力をしており、私は努力をしていなかったという事実も認識してはいるのだが
今日は、四月は君の嘘というアニメ作品を見た。私はたまに恋愛アニメスイッチが入ってしまい、無性に恋愛ものを嗜みたくなるときがあるのだが、今日がそれだった。 アニメには興味ない、という人や音楽が好きな人には是非とも見てもらいたい作品である。私がこの作品を見ようと思ったきっかけは、ネットで「ここ数年(放送されていた当時)で最高の傑作」という評価を見たからである。 性格の悪いところがある私は、ここまで煽られているのだからさぞ素晴らしいのだろうと不満をtwitterに垂れ流すつ
春というのは寒暖の差が激しい。私は冬からずっと、毛布をベッドに用意して使っていたのだが、気づけばもう5月。初夏というだけはあり、流石に暑くなってきたので毛布は仕舞うこととした。 毛布を仕舞う時期というのはいつも悩むものだ。春になると仕舞いたくなるものだが、仕舞うとその夜には大抵、寒くなり酷い目に遭うことになる。私自身は四季の中では春が最も好ましいと考えているのだが、この寒暖差だけはどうにも困る。 私はこの寒暖差のせいで毎年4月から5月頃に体調を崩す。今年も例外なく体調
私は親戚から本をもらい、夏目漱石が数冊、森鴎外が一冊家にあるのだが、今まで目を通していなかった。何か手書きで文書を書きたい気分だったので写経しつつ目を通してみることにした。 手をつけたのは森鴎外の雁からである。一番ページが少ないということで選んだ。森鴎外というと舞姫のイメージがあり、とても読みにくいイメージを持っていたのだが全然そんなことはなかった。写経しつつであるためまだ最初しか目を通せていないが、読書をあまり嗜んでこなかった私でも普通に楽しめている。 ところで、私
最近無性に気になったことがある。原稿用紙という存在についてである。原稿用紙というのは明治の偉大な作家も使っていたと思うのだが、いつから登場したのかとふと気になった。 そもそも江戸時代には文字というのは草書で書かれるものであるから升目にする意味がない。だから江戸時代にはほとんど存在しなかったようだが、どうやら縦の罫線が書かれたものまでは存在していたらしい。 原稿用紙という存在が本格的に普及し始めたのは明治時代中期以降の話のようで、内田魯庵という人物が作った19×10行の
日本には有名な作家が数多くいる。夏目漱石は学校でも作品を習うだろうし、他にも芥川龍之介や太宰治のような偉人もいる。現代の小説でも有名な作家というと東野圭吾や村上春樹がいる。だが私は有名作家が書いた作品の中でも合う、合わないが存在するように思える。 私は特に読書家というわけではないのだが、教養として太宰治は嗜んでおくべきだと思い斜陽や人間失格を図書館で借りたことがあった。その二つは有名な太宰治が執筆したというだけでなく、実際に優れた文学作品なのだろう。だが全く頭に内容が入
日本には空白の四世紀、と呼ばれる150年間ほどの謎の期間があるらしい。当時の日本は文字を持たなかったため、歴史書は存在しないため、中国側の記述に頼って研究を進めることになるのだが、中国が戦乱の時代となると、しばしば辺境の島の記述などやってられないらしく、資料がなくなってしまう。 日本の資料が再び現れるのは大和朝廷や大和政権などと言われる勢力が各地の豪族を抑え統治し始めた頃らしく、それまで書かれていた卑弥呼や邪馬台国がどうなったかについてはよくわかっていないのだ。 私
ふと地元のことを思い出した日だった。私の家の近くには山があり、その山を登っていくと毘沙門堂があるのだが、そこへ行くまでの道に七つ石、とか言われるでっかい岩があるのだ。 御堂まではかなり登らなくてはいけないのであまり行った回数は多くないのだが、一度七つ石を探すために山を歩き回った覚えがある。なかなか最後の一つが見つからずクタクタになったものだ。 私は地元に関しては正直つまらない場所だと思っていたのだが、地元から離れて考えてみると、この山の中に御堂があり、その途中の道に
最近、政治家の不正だとかそういった記事が多い気がする。不正をするのは悪い奴だ、というのはそうかもしれないが、私としては少し思うところがある。 最近はCovid-19の流行による緊急事態宣言によって外出自粛が続けられ、皆に不満が溜まっているのはわかる。だからこそ、政治家の不正だとか、あるいはちょっとしたミスでも必要以上に叩いているように思う。 さらには最近、メディアで報道される内容が他人を攻撃するための記事ばかりな気がするのだ。こういう暗い時くらい明るいニュースが見たい