最近の記事
作曲家ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンは肝臓病の遺伝的要因があり、死の数カ月前にB型肝炎ウイルスに感染していた可能性が高いことが、毛髪の分析で明らかになった。研究チームが22日、発表した。
英ケンブリッジ大学を中心とする国際研究チームは、ベートーヴェンの毛髪5房を分析し、ゲノム(全遺伝情報)を解読した。 ただ、ベートーヴェンが聴力を失った決定的原因は特定できなかった。 論文の筆頭著者のトリスタン・ベッグ氏は、遺伝的なリスク因子と大量飲酒が、肝臓の状態を悪化させた可能性があるとした。 研究チームは、ベートーヴェンの健康問題を明らかにしようと、公的・私的コレクションにあった毛髪8房を分析。うち5房について、同一の欧州男性のものだとし、ベートーヴェンの「本物」だ