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記憶って?〜固定概念の強さと記憶力は反比例

「あ〜なんだっけ?…ダメだ!歳だな…」
と、物忘れを年齢のせいにする人も多いようですが、よく考えると小学校の頃から忘れ物が多かったり、夢中になって遊んでいて宿題をやるのを忘れていたり、物忘れと年齢ってあんまり関係ないですよね。
記憶とは、それに対するご本人の執着度合いに反比例しているだけなのです(笑)

そもそも人間の記憶って曖昧です。
記憶を引き出しに仕舞ってあるモノのようにイメージしている(どこにしまったか忘れているという感じ)人も多いのですが、脳の構造的にそうではありません。
どちらかというと、シナプスを形成する神経細胞の配線で覚えているイメージです。引き出しのイメージでしまっているわけではなく、光っている配電盤、あるいは夜景のように記憶している…というのが脳のシステムにはしっくりくるかもしれません。

記憶を夜景と例えると、強く光っている大通りや大きなビルなどが「強い固定概念」となる。固定概念は持ちすぎると厄介だが、言語も固定概念であるということを考えると、それなしでは生きていけない。
真っ暗な田舎道に自転車がライトを灯して走っているだけでも、目立つかもしれないが、街中の強い光の風景の中では小さな自転車の灯は紛れてしまいわからない。
強い光があると、弱い光は見えなくなるように、固定概念が強すぎると新しいことは入ってこなくなる。
だから「最近物覚えが悪いんだよ!」と言っている人は、覚える力が弱くなったのではなく既存の概念が強くなってしまったのだと解釈した方が妥当である。

既存の固定概念と上手に付き合うためには、まず「当たり前やん!」という口癖をやめることから。
柔軟に物事を捉えて、柔軟に物事を考えて、というのはボケ防止にも大事かもしれませんね。

身体のこと健康のこと不調のこと、お気軽にご相談ください!

(株)ニューログリア脳神経科学研究所
代表取締役 小林昌彦
オーストラリア王立メルボルン理科大学医学部卒業
スリランカ国立アンパーラ病院にて神経内科医として勤務
現在自然医学の治療院として、古代インド医学アーユルヴェーダ、東洋医学、古代インディアン医学などを研究統合して実践しています。
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