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現場に立たなくなると教育者ではなく経営者になる

現場に立たなくなると教育者ではなく経営者になるnoteはこちらのアカウントでも始めてしまいました。書く内容としては教育スタートアップにしているので、教育やビジネスといった真面目な内容にしたいと思っています。ブログも閉じてしまっているので、noteでちょこちょこ面白い文章が書けたらなあと思っています。

さて今日のテーマですが教育者と経営者という問題です。これは非常に難しい問題で、自分は今どちらにも携わっていますが、本当はどっちかにした方が楽です。ただ自分の場合、意識的に両方をやっているのです。今回はそんな話を書きたいと思います。

教育は現場で学べることが多い

教育の場合、現場で学べることはすごく多いです。自分は「これでうまくいく」と思っていても、生徒の反応が非常に悪いということもよくあります。そうやって自分の考えは間違うこともあるんだということが学べるんですね。

そのため「どうやったらもっと子供たちに自分のやり方が伝わるか」と工夫するようになります。こうした工夫をしなくなれば、教育者としての成長は止まってしまいます。そのため授業が本当に上手くならないです。

事業がうまくなるには工夫が必要なんですよね。現場に立つないと改善点も見つからず、なかなかうまくいかないってのが教育だと思います。

経営をするためには現場を離れる必要もあり

ただし経営をするためには、現場を離れる必要もあります。 教育をしながらだと、どうしても経営に関わる時間というのは減ってしまいます。経営するといっても教室運営だけではなく、新しい教材の開発などどんどん仕掛けようと思うと本当に時間がないんですよね。

子供たちに教えながら新しいアイデアを練ったり、営業したり、色んな人に会ったりするのは結構大変ではあります。ある程度経営というものに集中していかないと、教室そのまま大きくなっていかないと言うのは間違いないでしょう。

教育をするものが現場を離れる問題点

しかし教育をしているものが、教育の現場を離れるとすごく大きな問題が出てしまいます。これは実際に私は実感したことがあるのですが、以下のような三つの問題があります。

1.自分に自信を持ちすぎる

現場を離れるとどういうことが起こるかというと、あれ意味、自分の考えを支持している人だけに囲まれます。子供を相手にしていると、どんなに偉い先生でも、「何言ってるかわかんない」と言われることがあるんですね。

そうするとまぁ何とかしようと思うわけですよ。しかし教育現場を離れると、誰も反対をしてくれないということもあります。太鼓持ちみたいなのが多くなるんですね。賛成してくれる人ばかりだと気持ちがいいわけですよ。

そのため反対者も近づけなくなり、自分のことを支持しているくれる人だけが集まってきます。そうすると自分に自信が持てる一方で、それが本当に意味があることなのかどうかはわからなくなってくるんですね。実際にはただ自信があるというだけでうまくいかないこともあるあるです。

やっぱり経営者になってそこそこ成功すると、天狗になってしまい、人の意見を聞かなくなるんですね。これは本当に注意した方が良いでしょう。

2.現場の意見とズレる

あとやっぱり経営に集中するようになると、現場の意見とかなりずれます。教育をしていた人が経営者になり、「教育ってこうですよね」と話すことがあるわけですが、現場の状況とずれてきていて、聞いている人は「何言ってんだこいつ」となるんですね。

現場の先生達はその講演を聞いて、白けているわけですけど、本人は気持ちよく話してわけですね。こういう現場を何度か見たことがあります。やっぱり現場を退くと現場の感覚ってわからなくなります。

これは本当に注意した方がいいです。後で恥かくこともよくあります。

3.生徒が数字に見えてくる

あとやっぱり経営なので数字なんですよね。現場に入ってると、子供たちを子供たととして見られるんですね。ところが経営に携わるようになると、現場にも関わらないためか、子供の顔は見えません。

そのため数字の1に見えてしまうんですね。つまり数字が1増えたとか2増えたとかそういう話ばかりになってしまうんです。売上もそうですよね。いくら増えたいくら減ったという話ばかりです。

増えた売上の中には様々なドラマが現場で起こっているわけですが、そういうのはただの数字でしか見えなくなるわけです。これも現場とのズレを生じさせるので注意が必要です。

教育を志す者はより謙虚でなければならない

教育をしながら経営をやる場合は、必要以上に謙虚になる必要があります。謙虚でないとまだはずなんですけど、1回成功するとどうしても調子に乗ってしまうので、偉そうになることが多いわけです。

そうした人間にならないためにも、常に謙虚でいるということが大切です。謙虚でいるということは人への接し方を注意するというだけではなく、勉強もするということです。つまり自分を成長させないといけないんですね。

人間の成長にゴールがないわけですから、常に学び続けてより良いものを子供たちに提供できるようにするというのが、目的でなければなりません。

現場には立ちながら経営もしていこうと思う

自分は経営に携わりながら現場でも教えているわけですけど、身体的にはかなりきついんですよね。本当は経営だけどないんですけど、現場に全く関わらない教育の経営者は信用できないんですよね。

だから自分はずっと現場には立ち続け、その上で経営についても考えていきたいなと思っています。現場に立つ回数は減ると思いますけど、子供は忖度しませんから、どんなに偉くてもストレートに文句を言われるというのが勉強になると思いますね。

まあそんな感じでこのアカウントでも、適度に有益な情報を流していきたいと思います。何か教育関係やビジネス関係で知りたいことがあれば、コメントいただければ無料で提供しようかと思います。ぜひお待ちしております。

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