
「仕事ごっこ」読んでみた。
今日は本を読んだ感想を書いてみようと思います。
この本は仕事で稟議書を書くことになって、世間ではどうなのかなと思ってふと調べようとしました。
「稟議書 」とGoogleの検索窓に入力すると、検索ワードに「稟議書 無駄」というものができてきました。
稟議書というのは日本独特の文化のようです。
責任をみんなで共有、分散するような目的のようです。
デメリットとしては、決済(決裁)に時間がかかったり、作成に時間がかかったり、さらに稟議書を回す前の根回しに時間がかかったり、、、、といろんな時間がかかります。
予定外や予算外の契約については、改めて承認を取る必要があると思いますが、大体予定内で予算内の契約だったりします。
無駄だなと思っても業務なのでやるしかないのですが、社内文書の割に気を遣う文書の一つだと思います。
この本でもそのことについて書いてありました。
そのほかにも、業務上の無駄な仕事についていろいろ書いてあり、また、内容も読みやすく、一日あれば全部読み切ることができる本です。
企業によってはできることできないことはあると思いますが、やろうと思えば、今までの当たり前を疑うことができれば、変えることのできることの方が多く載っていました。
PPAPというワードはこの本を読むまでは「PEN PINEAPPLE APPLE PEN」でしか知りませんでしたが、ここでは、以下のことを指すようです。
PasswordつきZIP暗号化ファイルを送ります
Passwordを送ります
Aん号化(暗号化)
Protocol
やっぱり、無駄ですよね。
ZIP暗号は解読するアプリもありますし、送り間違えの防止策だとしても、同じタイミングでメールを作成しているので、間違えていたらパスワード送付先も同じく間違えた先になっていると思うので、送り間違い防止策にもならない(送り先に自動でパス付ZIPに変換し、次のメールでパスワードを送るシステムも同様)
こんな感じで、仕事の無駄=やった気になる仕事=仕事ごっこがいろんなケース書かれている本でした。
内容は納得できましたが、一つだけ気になるところを挙げると、たとえ話が、童話になぞらえていたり、子供向けの文章であったので、少々読みづらいところはありました。Amazonレビュでは「そんな会社あるの?」という意見から「うちと同じ」という意見まであり、現在の評価平均は3.7ポイントです。まぁそんな感じかなという感想です。
業種によって作法は違うのでしょうが、昔に決まった作法を変えられない企業もまだまだ多いのでしょうね。