世の中は豊かになっているが幸せは相対的だ

昔に比べて幸せな世の中ではなくなったと言われているが、豊かさは格段に上がっている。

スマホで乗り換えも道順もわかるようになったし、
kindleがあれば重たい本を持ち歩かなくていいし、
昔の友人ともfacebookで連絡が取れるようになった。

経済的にもバブル期よりGDPが高いらしいが、文化的にも、生活の便利さも、格段によくなっていると思う。

でも、幸せでない気がするのは、幸せは相対的だからだ。

今まではコミュニティが小さかったし、色んな人の生活を知らなかった。
だから、比べるのは身近な同じような境遇の人と自分の境遇の違いだけで、まぁ、許せる範囲内だった。

でも、今はインターネット上にたくさんリア充がいて、幸せな悩みを持っている人がいる。うらやましくて仕方がない。

だから、幸せになれない。

小さな会社で、社長のグチを言いながら、なんとなく満足していた生活はもうできない。インターネットをあければ、すぐそこに幸せなやつがいる。facebookは今やリア充のアピール合戦状態だ。

ただ、豊かで満足してしまった世の中に仕事がなくなって、満足して働ける場所がある人が減ったのは事実だと思う。

昔より、豊かになっているが、それ以上に周りの幸せを見てしまう世の中になってしまい、相対的に自分が不幸な気がしてしまっているのではないだろうか。

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