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指で10の合成カンパイ!

1年生の算数で大切なことの1つが
「10の合成」です。
授業のはじめは
「教師用の百玉そろばん」で
「10の合成」を練習しています。

小学校の先生と一緒に百玉そろばんで10の合成と分解に挑戦しましょう。

子供用の百玉そろばんや20玉そろばんも活用しています。
百玉そろばんを制作しているトモエそろばんのウェブサイトには次のように紹介されています。
┌<引用>────────────────

  • 数の概念を育てるのに効果的!

  • 声に出して指で動かすので腦が活発になる!

  • 操作が楽しいので子どもの集中力が持続する!

https://www.soroban.com/fanzan/
└───────────────────

教師用の百玉そろばんを使った練習は
「声に出す」
「目で追いかける」
「玉が弾かれる音を聞く」
目や耳、口を使うのです。
これが、とてもいいのだと日々実感しています。
しかし、百玉そろばんだけではなく、
他の方法も知りたいと思いました。

そんな時、メルマガ「谷和樹の新教育宝島」で驚きの方法を知りました。
メルマガを書いている谷先生が「ボストンのランドマークスクール」を
視察した時の報告でした。
この学校は私立の学校です。
┌<引用>────────────────
子どもたち全員がLD
【谷和樹の教育新宝島】vol.14 Part1 | 2024年10月18日発行
└───────────────────

この学校の大学の進学率は100%と書かれていました。ここでまず驚きです。

この学校の指導原理をメルマガで紹介してくださっていました。
どれも素晴らしい原理なのですが、
その1つに「マルチセンサリー」です。
「体を使って」教えるという方法です。
算数を教える場面が紹介されていました。

┌<引用>────────────────
「8を2倍にするよ」
といって、
「手を合わせる」
のです。
片方の手は5本の指と5本の指で10
【谷和樹の教育新宝島】vol.14 Part1 | 2024年10月18日発行
└───────────────────
これはすごいなあと思いました。
手の指は左右に5本ずつ、合計10本あります。

先生の両手の指
子供の両手の指を
「合わせて」数をつくる。

これはLDの子に大きな助けになるのです。
何より「指先で感じること」ができるのです。

紹介されている方法は
「8の2倍」ですが、「10の合成」でできないか考えました。

教室でよく子供とハイタッチするのですが
次のようにやってみました。
「先生の5本と君の5本で10本だね」
「5と5で10だね!」
と言ってハイタッチするのです。

子供はニコニコしてハイタッチしてくれます。
今度は私の親指を折って、「4」にしました。
「先生と指を合わせて、10にしよう!」というと
その子は、自分の指を1本加えて、「6」にしました。
私の「4」とその子の「6」をカンパイするみたいに
「6と4で10!」と言いながら合わせました。
私が数を1本減らすと、その子も指を1本増やして
「10の合成」カンパイをしました。

自宅で、自分の子供とやってみました。

5と5で10


この指で「10の合成カンパイ」を
クラスの子供たちとこの1週間ぐらいよくやっています。
とても楽しそうに子供たちがやっています。
効果はまだわかりませんが、
谷先生のメルマガのおかげで、
新しい世界にふれることができました。


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