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谷和樹の教育新宝島サンプルからの学び

向山先生の授業開始をやってみよう!

 TOSSファミリー例会でした。
 日々の教育実践を交流する楽しい時間になりました。
 その中で「谷和樹の教育新宝島サンプル」から学ぼうという時間をとりました。
 ウェブで公開されているサンプルから向山先生の授業開始の部分を、「実際にやってみよう」という活動です。
 これがとーっても面白かったです!ぜひお薦めします。

 まずサンプルのPDFを配付して、読み合わせます。読みわせるだけで、向山先生の工夫、谷先生の解説に学びが深まります。

向山洋一先生の授業始まり(サンプルより)

次に、サンプルの中の上の部分をみんなで、交代で模擬授業します。一人ずつ前に出てきて、みんなでやります。

授業している様子
みんなで交代でやっていく

 この時のポイントは「紙を見ながらやってもいいこと」「正解、不正解はないこと」を参加者に伝えました。サークルに参加したばかりで、まだ模擬授業をしたことがない方もいるので、その配慮です。

順番にやっていてくと、みんな「同じ文章」を読んでいるのに、一人ひとり微妙に「違う」んです。声のトーン、黒板に書くスピード、全員起立の言い方、褒め方などみんなバラバラです。そして、その違いに触れると、脳がスパークします。

 Y先生の「おはようございます」は、スパーン!と教室を一気に明るくしていました。

 N先生の「書けた人は座りなさい」は、ちゃんと書き始めた人を目線で確認してから、指示していました。

 やってみるから、わかることがあるのです。

 読んだだけでは気づけなかったことがあるのです。

 しかも、サークルという場だから、さらに学びが深まるのです。

 新宝島の「学び方」として癖になりそうなほど、面白かったです。 
 この日、みんなで授業をした後に、気づいたのは「全員起立」のタイミングです。なぜ(1、2、3と書き)の後なのか。

 その前ではなかったのか。

A_黒板に書く→全員起立→問題を出す

B_全員起立→黒板に書く→問題を出す

 この順番の違いは、どんな意味があるのか。

 これも正解はありませんが、意見を交流しました。

 これはやってみたからわかることでした

 他にも「褒める」ために必要なこと、できた人への問題を出すタイミングなども、気づくことができました。

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