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堕教師 1.罠

「先生、後藤君たちに呼び出されているんです。助けてください」

その日、虐められっ子の中谷正一が私に助けを求めに来たのは、夕暮れ迫る放課後のことだった。

「よし、わかった。よく言ってくれた」
私は勢いよく席を立つと、中谷を残して校舎の3階にあるトイレに向かった。

音楽室の隣にあるそのトイレは、普段は使う者は余りいない。
そのせいで、不良と呼ばれている生徒たちがよくたむろしている。
喫煙の報告も多数上がっている。
私は駆け足で階段を駆け上がった。

静まり返った校舎の三階に上がると、夕陽が廊下を赤く染めている。
鉄製のトイレのドアを押し開ける。

正面に後藤進の姿を見つけ、私は歩き出しながら声をかけようとした。
その時、ドアの左右に隠れていた生徒に両腕をつかまれ、紙袋を顔に被せられた。

「何だ!? 後藤! こんなことをしていいと思っているのか!?」
と、次の瞬間、私は腹部に猛烈な痛みを感じて呻いた。
「うっ! うううう・・・・」
「うるせえんだよ、このタコが」

腕に力を入れて両脇を固める生徒を振り払おうとするが、強烈な力で抑えられ、身動きが出来ない。
おそらく、いつも後藤とつるんでいる柔道部の連中だろうと察しが付いた。
高校生ともなると体格的には殆ど大人と変わらない。ヘタをすれば、筋力も彼らの方が上回るだろう。

私は足で抵抗しようともがいた。
次の瞬間、正面にいた後藤が私のジャージをつかみ、いっきに引きずり降ろした。
足の自由を奪おうとしたのだろうが、間の悪いことにジャージだけではなくトランクスまで一緒に脱がされてしまい私は焦った。

引き下げられたジャージは膝の位置で留められ、足をばたつかせることさえできない。
それどころか、股間に生徒たちの視線を感じ、私は慌てた。

ギャハハハ・・・・・・
一瞬の沈黙ののち、生徒たちの爆発したような笑い声がトイレに響いた。
全身の血が一気に沸騰したようだ。

「ギャハハハ・・・嘘だろ!? 皮被ってんじゃん」
「ギャハハハ・・・いい歳して包茎だし! アハハハ・・・」
「子供のチ〇ポより小さいんじゃないの?! アハハハ・・・」
「俺の方がでかいよ、クスクス・・・」

彼らの一言一言が私の心を深くえぐる。
私の最も見られたくない姿だった。
しかし、このままでは教師の威厳がなくなってしまう。
私は事態を打開するためにあらゆることを考えた。

「ご、後藤! も、もういいだろう! は、は、放せ!」
いくら冷静を装い、威厳を保とうとしても動揺を隠せない。
そんな私の努力も虚しく、後藤の一言で一蹴される。
「そんなちっこいチ〇ポを見られながら、教師づらするのかよ」
その言葉は、私のプライドを鋭く射抜いた。
全身から力が抜け、心が折れてしまいそうだ。

が、次の瞬間、私は自身の身体に起こりつつある変化に慌てた。
さっきから感じていた下半身の痺れるような感覚が、股間に集約されてゆく。
まさか!?!
それだけは絶対に!

私は最後の力を振り絞って言った。
「ここまでだ。これ以上続けるとただで済まないぞ」
「へえ、どういう風に済まないんだ?! 
「た、た、退学処分に・・・」

その時、生徒の一人が素っ頓狂な声を上げた。
「あっ! 先生のチ〇ポ、大きくなってる!」

まずい!
私は死力を振り絞ってもがいた。

「大人しくしろって言ってるのが分からないのか!?」
その言葉と同時に腹部に強烈な一撃が加えられ、私は呻いた。
息が出来ない。
全身の力が抜けて行く。
私の苦しみをよそに、ペニスが生徒たちの目の前で勃起して行く。
人生最大の屈辱だ。

「ウソだろ!? 白石・・・おまえ・・・」
後藤が呆れたようにつぶやく。
「マジかよ。こんな時に・・・」
「何考えてたんだ、こいつ・・・」
「変態じゃないの?」

生徒たちの視線と蔑みの言葉が、ますますペニスを硬くしてゆく。
そして私のペニスは、私の意志とは反対に彼らの前で硬く天を突き、自ら皮を脱いで赤い亀頭を露出させた。

私は震えていた。
瞼が熱くなり、涙が頬を伝った。
情けなくて死んでしまいたかった。
頭に被せられた紙袋が、責めてもの救いだ。

しかし、これは、ほんの序章に過ぎないのだ。
私の人生最大の屈辱は、これから始まるのだ・・・・!

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堕教師

1,000円

一人の男性教師が、不良の男子生徒の手によって堕ちて行く物語です。 生徒の目の前で加えられる恥辱の嵐は、教師の誇りや理性を奪い暗い歓びへと変…

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