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としべえ@ぷち作家
2021年8月27日 19:21
きみは魂を沈めるのか、鎮めるのか。それとも静めるのか。心は硝子(ガラス)の器にあふれる濁り水のようなもので。そっと静かに置いておけば、水を濁らせていた泥は器の底に沈んで、きみの落ち着かぬ心はやがて鎮められてゆき、少しずつ透き通り、いつの間にか澄み渡り、そして体の隅々までも良気が満ち渡る、そうだ、しみじみと高気が冴え拡がる。扉の向こう、窓の向こうには、眩しいほどの曇天の下に駐車場として使