400年続く伝統工芸18代目を捨てて、自由な人生を応援する人になった話
「大きくなったらtosiちゃんも18代目になるんだよね」
「お父さんみたいに有名になりなよ」
「小さいころから手伝いしとかんと後で困るよ」
今思えば、好き勝手言われてきたと思う。
でも当時は、ドキドキしながらも漠然と「父の後を継ぐのだ」と思っていた。
最初の転機は中学生だった。
声がでかい、臭い、気持ち悪いとクラスの女子から言われるようになったのだが、嫌だったけど誰も助けてはくれなかった。
親には、「学校にいかんのは世間体が悪い」ということで毎日登校させられていた。
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