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ソーユーモン?

「赤信号だ。止まろう。」

ふと今日の事を思い出す。


仕事仲間が嘘をついた。

僕としては、信頼し仲良くやっていた分、凄く裏切られた気分になった。

嘘の診断書を書いて取引先に提出し、それがバレバレだったので、病院に確認を取ったらもちろん嘘だと断定された。

別にそこまでは良い。

「もうバレてるで」と問い詰めた時に、まだ嘘を突き通そうした事に、とても悲しさを感じた。

そして、嘘を認めた瞬間。

叱るつもりでいたのに、涙が止まらなかった。

そして社長に言われた。



「世の中そーゆーもんやから」

わかってる。

会社やお金が関わってくると、裏切り行為が日常茶飯事なことくらい。

わかってる。

プライベートと仕事が、その仕事仲間とは混合してたから悲しさが出てきたことくらい。

ただ、「そーゆーもん」と割り切ってしまうと、自分が自分で無くなりそうで恐怖を感じた。

なんというか、、

想像して欲しいが、

初めて信号機を見たとしよう。

「緑、黄、赤」
と言って、
「いや青、黄、赤やから。そーゆーもんやから。」
と言われて、
「いやでも……!」

自分の中で今まで信じてきた緑が
崩れさっていってしまうような感情だろうか。

それでも僕はその仕事仲間の事が大好きなので、
ちゃんと話し合い今まで通りか、それ以上に仲良くなれたと思う。

「青信号だ。いや、緑信号だ。進もう。」

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