「妹さえいればいい」を読んで

自粛前にたまたまこの本(全14巻)を大人買いした。そして全部読んだ。私は、滅多に本を読まないので初めてこんなに読んだなと思う。タイトルから分かる通りの作品だった(最初は)。

主人公には、作家の仕事をしていて「妹もの小説」ばかりを書いていた。そして作家などの友達とボードゲームなどをして遊んでたりしていた。

*詳しくはアニメを見てください。

そしてある日主人公に妹がいたと告げられる。そのことで突然本が書けなくなってしまった。また、そのことで交際していた女性と別れてしまった。そして、主人公は「主人公になれない」という葛藤をしていた。

そんな中、どうにか葛藤を克服して別れた女性とよりを戻して結婚した。その後作家の仕事が捗って賞を受賞した。そのスピーチで主人公が

「・・・妹ものを書くことをやめた時みたいにファンに裏切り者だと思われることがあるだろう。それでも俺はもう、変わることを恐れはしない。俺はここまで自分が歩いてきた道のりに、何も後悔はない。いや本当は後悔だらけなんだけど、そういうことにして強がっていきたい。変わることは進むことだと思う。変わり続けることで、進み続けることで逆説的に浮き彫りになる「これさえあればいい」と言えるようなゆるぎない何かを、世界に示し続けてやる。見ていろ世界。俺が主人公だ」

という長いセリフは私の胸に響きました。私は、サッカーなどでいつも安定なプレーを中学生からやっていて(自覚はない)高校でも上達というよりか安定という感じでした。もちろん安定も大事ですが変わるということをしていなかった私がどこかにいた。でも、後悔はありません。ですが、これからは変わり続けていこうと思います。変わるということは、つまり考え方や行動を変えていくということだと思います。いつもやらないことをしてみたりほんとに些細なことから変えていきます。

この作品は、最初の方はギャグよりの作品だと思ってました。(アニメを見た感じ)しかし、終盤になるにつれて真面目な感じでとても面白い作品だった。作家の仕事などもわかった。この本からいろんなものが知れてとてもためになった。

ぜひ皆さんにも読んでほしい一作です。あまり人気がない印象ですがどうぞよろしくお願いします。

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