【リフレクション】ブルーノ・ムナーリからの学び:Xデザイン学校2023アドバンスコース#2
ブルーノ・ムナーリから、創造性についてのヒントを学んだ。
ムナーリは創造的な人が必要だということを原点に、70歳で初めてワークショップというものを始めたという。
好奇心や遊び心をもって、機能的に役に立たないけどなんか面白いと思うものをつくるということは、創造的にならないとできないのかもしれない。
これはある意味、真面目に考える(既存のフレームで考える)だけでなく、リフレームすることで捉え方を変えることや、デザインのヒントにもなる。
先日、「ムナーリ・メソッド」を体験するワークショップに参加してみた。
ムナーリは多様な遊びを生み出し続けていたという話があり、ある意味、あらゆるものの強みを活かす方法を探るアプローチをしていたのかもしれないと思った。
ワークショップでは、いろんなものを使って、点と線を描き、分類して名前をつけるというワークを通して、自分の中に質のマップをつくり、美しさを見分けられるようになるとはどういうことかを学んだ。
そして、それを人に伝わる言葉で表現できるかということもポイントだった。
比較して違いを見分けることで、センスや感性を磨く。
例えば、いろんなビールを飲むことで違いがわかるようになることも、自分の中にデータを増やし、マップを広げていくことになる。
同じものをリピートすることがよくあるが、別のものに目を向けて比較することも意識的にやっていきたいと思う。
ムナーリはモノをつくるだけでなく、理論や本もつくっていた。
職人は「手」で世界を理解し、自分の中の質のマップ(暗黙知)からモノをつくれるが、普通の人にはレシピ(明示知)が必要になる。
人に伝えられないということは、自分がやっていることを客観視していないということ。
客観視しないと、自分のやっていることが世の中に役に立つのかがわからないという話も印象に残っている。
あらためて、実践でのアウトプットと概念化/言語化をし続けていきたいと思った。
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