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【通信講座】 小説「レンタル猫の手」 講評

歯医者に歯をなおしてもらった
メガネ屋でメガネを買った
カレー屋でカレーを食べた
という作文を読まされたような気分。
良識円満なやさしい作者なのだろうと想像するが
あまりにもつまらない。

設定そのものを書こうとしている。
この設定のなかで
人物同士の行動理念が衝突し
あるいは
人物内の行動理念が衝突し
コンフリクト、葛藤を生じさせなければならない。
「女の人」が苦悩していると思うかもしれないが
ただ、いそがしく、つかれているだけであって
葛藤しているわけではない。

 (作者より)
とくにお聞きしたい点は、
①「見聞きし考えたことをすべて書く」に、なっていないかどうか。
②物語として成立しているかどうか。
③読みやすいかどうか。
④面白いか、面白くないか。
⑤改善すべき点、いくつでも。
です。このうちのいくつかだけ、でもかまいません。

なにかが足りないはずなのに、なにが足りないのか自分では具体的にわからず、講評を依頼することにしました。お忙しいところに、そんなものを送りつけてすみません。よろしくお願いいたします。

「見聞きし考えたことをすべて書く」にかぎりなく近い。
成立していない。
非常に読みやすい。
おもしろくない。
心を鬼にして
登場人物を苦境に立たせるべき。

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